うつ病なのに「何かをしなければいけない」と思っているあなたへ
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
カウンセリングをやっていますと、
うつ病の診断が下り休職しているとき、
「何をしたらいいかわかりません」
とおっしゃる方が、本当に多いです。
まずは休むことが大切ですし、
そのようにお勧めするんですけど、
ご本人的には許せないようです。
この考えの前提には、
「何かをしなければならない」
「そうでなければアウトだ」
という思いがあります。
何かをすることは、
ちょっと極端に思われるかもしれませんが、
存在価値がかかっているんです。
何もしない自分というのは時として、
価値のない、場合によっては命を絶ちたくなるほどの
思いになるようです。
そのため
「何かをしなければ」
「何かをしなければ」
と頭の中がグルグル回っていて、
場当たり的に、いろんな行動をしてしまいがちです。
うつ状態の時に、
こういった思考や行動がありますと、
当然パワーを浪費しますので、
かえって悪化するんですね。
ですからこういうケースの本当のテーマは、
「何かをしたら○」
「何もしなかったら×」
という自分に対する価値の持ち方を見直すことが、
必要になってきます。
これは長年の習慣ですから、
すぐに変わるものではありません。
根本の自分の値打ちを決めるものですので、
「何かをしなかったとしても価値がある」
というふうに最終的になれるといいですね。
まずはある程度、
「何かをしなくてもかまわない」
という許可を自分に与えられるようになることを
目標にしていただければと思います。
ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。