うつ病リスクを高める「男らしさ」「女らしさ」の呪縛を解放する

 
 
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

文化的なものだと思うんですけど、
いわゆる「男らしさ」「女らしさ」ってありますよね。

最近はずいぶん開けてきて、
こういったものにとらわれない
という風潮も出てきています。

ここを強調することは、
「差別的」という批判も高まり広がりつつあります。

しかしカウンセリングの現場でお話を聞いてますと、
未だに「男らしさ」「女らしさ」の束縛にとらわれ、
苦しんでおられる方が多いと日々感じています。

いわゆる「男らしさ」。

本人はそのつもりはないかもしれませんが、
常に弱音をはかない、
がんばり続ける。

お金を払ってカウンセリングを受けていても、
困っていることを言わない、
あるいは言いたくない。

そして出た成果だけを報告する。
良いことを無理して言う。

こんな感じの方が、
結構いらっしゃいます。

ご本人はそのことに、
気づいていらっしゃらなくて、
自動的な習慣になっておられます。

お金を払って相談していてこの状態であれば、
他は推して知るべしですね。

いつも追い込んで、
自分一人で頑張り続ける。

ストレスをため続ける、
ということになります。

うつ病の方はなかなか治りにくいですし、
まだ大丈夫な方もリスクが高いです。

次はいわゆる「女らしさ」。

例えば性的な役割的なもので、
結婚している方ですと、
家事とかに非常に厳しい方がいらっしゃいます。

うつ状態で起き上がるのもままならないほきつくても、
毎日きれいに掃除しなければならない。

料理も三食きちんと自分で作るべきで、
スーパーでおかずを買ってくるなんて言語道断。

みたいな方も結構いらっしゃいます。

これに育児が重なってきたら、
もう大変です。

これは「女性はかくあるべし」みたいなものが、
知らず知らず自分のなかにインプットされていて、
絶対的なものになっています。

そしてできない自分を責める。
いつもちゃんとやろうとし続ける。

これもうつ病リスクを上げますし、
すでになっている方は回復が進みにくいです。

このようないわゆる
「男らしさ」「女らしさ」は、
時として非常に自分を追い込んで、
辛い状態になっていきます。

こういったものにとらわれることなく、
自分に優しく自由に、
それでいて異性ともうまくやっていけるように
なっていく必要があります。

文化的な束縛を離れ、
少しずつ進んでいく必要があります。

ご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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