学習性無力感とは?

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

カウンセリングやグループセラピーの現場で、
前はとてもいい感じで終わったのに、
次に会うと、とても気分が沈んでいることがあります。

かと言ってストレスが過剰にかかる、
具体的なできごとがあったわけでもありません。

外的な原因は見当たらない。

でも気分は沈み、
全く気力がわかない。

今後に関して、
明るい展望はまるで感じられない。

「結局のところ、何をやっても無駄なのだ」
という思いしか出てこない。

そんな状態に
陥っていることがあります。

これは諦めることが、
心の習慣になっているかもしれませんね。

かつてはいろいろ頑張った時期も
おありだと思います。

しかし手応えを感じられないことが続くと、
「何をやっても無駄」と捉えるクセがついてしまうのです。

こういった状態は
「学習性無力感」と呼ばれます。

この状態から抜け出すには、
専門的な援助が必要になることが多いです。

まずは思考のクセ。

すでにやれていること、できていることを、
無視したり、過小評価する傾向が強いです。

気分の要素もあります。

絶望的な気分だから、
「何をやっても無駄だ」と考えてしまう。

第三者から見ると、全然そうは見えない状況だったとしても、
気分に引きづられて、不当に自分を過小評価する。

そしてますます絶望的な気分になる、
という悪循環が繰り返されます。

この「学習された」無力感が、
多くは長年の習慣から来ています。

でも習慣は、変えることができます。

少しづつ積み上げることで、
習慣は確実にいい方向に変わり始めます。

もちろん一人では、
心が折れそうになることもあるでしょう。

そんなときは、信頼できる人のサポートがあると
心強いです。

身近にいればそれもよし。

もし難しければカウンセラー等、
専門家の力を借りるのも一つの方法です。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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