“うつ”は薬で治る?
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
「今、精神科で薬を処方されていますが思わしくありません。治りますか?」
といった問い合わせをいただくことがあります。
私は医者ではありませんので、
治る、治らないを判断することはできない立場です。
とは言えカウンセラーとして、
できるだけのことはお伝えしています。
“うつ”の要因は人それぞれ、
一概に決めつけることはできません。
ちなみに薬による“うつ”の治療は、
セロトニン仮説というものに基づいています。
セロトニンは脳内物質の一種です。
このセロトニンが脳内で不足すると
気分が沈みがちになると言われています。
そこで抗鬱剤によってセロトニン不足を緩和すると、
“うつ”が緩和するというのがセロトニン仮説です。
実際、薬で緩和するケースを目にしてきました。
しかし薬だけの治療は、
個人的に疑問を感じています。
そもそも、全ての“うつ”の原因が、
セロトニン不足と科学的に証明されたわけではありません。
また、薬を飲んで効果があるケースだとしても、
薬を止めたら、そのあとはどうなるのか?
再発のリスクは大丈夫なのか?
こういったことを考慮すると、
薬だけの治療で充分とは言えません。
薬以外のアプローチを併用するのが望ましいケースも、
ままあります。
実際、私が精神科クリニックで担当させていただいている集団精神療法やカウンセリングを受けている方は、
薬だけで治療より回復が早く、再発しにくい傾向にあります。
薬だけの治療が思わしくない方、
再発を繰り返している方は、
薬以外のアプローチを併用するのが望ましいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。