カウンセリング、セラピーにおける「過去の掘り下げ」ついて考える

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

今日はカウンセリング、セラピーにおける
「過去の掘り下げ」について考えてみます。

これら一般的イメージとして、
「過去にあったことを洗いざらい話す必要がある」
というのがあるようです。

でも実際は、
そうとは限らないと思います。

ただでさえつらくていっぱいいっぱいの状態で、
過去の辛かったことを話すことは、
ますます状態を落とすことになりかねません。

もちろんある程度は
過去の経緯がわかった方が、
クライエントさんのパターンもわかりますので
有益なこともあります。

しかし、過去を掘り下げるかどうか、
仮に掘り下げるにしてもどの程度行うのか
ケースバイケースです。

その判断基準は
「クライエントさんにとってプラスかどうか」です。

「過去の掘り下げ」は
セッション中に大きな負担がかかります。

そのことで気づきがあったり、
深いところからの体質改善が起きる場合はプラスです。

しかし過去を掘り下げることでかえって調子が落ち
気づきも得られないとしたらマイナスです。

「過去の掘り下げこそ全て」というタイプのセラピーがある一方、
「過去の掘り下げに意味はなく、解決や目的を達成することこそ大切」
というセラピーもあります。

私的には、どちらも半分正しく、
同時に半分間違っていると感じます。

クライエントさんにとってプラスになるのは、
それこそケースバイケースです。

その判断の精度を高めるためにも、
さまざまなセラピーが持つ枠組みを尊重しつつ、
同時に自由でいようと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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