ひとりでいられる能力を高める

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

ひとりでいられる能力。
これは人間関係を良質なものにする上で大切なものです。

ひとりでいられず、
寂しさや空しさに翻弄されると、
いろんな歪みが起きてきます。

それには行動的なパターン、
自分で完結させるパターンとあります。

まずは行動的パターンから。

このタイプの人は、
休日を人と会う予定で埋め尽くします。

しかしそれで満たされることはありません。
寂しさ、空しさが紛れるのは人と会っている時だけ。

しかも相手を失うことを怖れるあまり、
相手の気分を損ねないように無理しています。

合わせすぎます。
その結果、クタクタに疲れる。

だから人と別れる時は、
ある種開放感があります。

しかし同時に、
寂しさ、空虚感が甦ってきます。

どちらにしても、
心が休まることはありません。

自分で完結させるパターンは、
何かに没頭することを好みます。

それが生産的なものであればいいのですが、
多くはそうではありません。

それは本人が一番感じていて、
その不毛さにいらいらしたり罪悪感を感じます。

例えば、暇があると何かを口にしている。
何となくテレビを見続ける。

スマホをいじる。

最近ではフェイブックのやりすぎも見受けられます。
投稿した記事に対して、「いいね」やコメントの数で一喜一憂する。

こういった形で、
ひとりでいることの寂しさをひたすら何かで埋めようとします。

ひとりでいられる能力は大切です。
それは人間関係にゆとりが持て、質を高められます。

しかし簡単に身につくものではありません。

この力を高めるには、
ひとりでいる時、寂しさと向き合うこと。

じっくり味わうことが大切です。

それは無駄な時間ではありません。
ワインを発酵させるための時間と似ています。

寂しさ、空しさと向き合うことを通して、
心が醸造され、質が高まっていきます。

今目に見える成果だけを
評価しがちなご時世。

だからこそ、心の質を高めていくことに
時間や手間暇をかけることは
大切なことと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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