「心のフィルター」は人を落ち込ませる
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
誰でも時には、人からどんなに褒められても
「そんなことはない」
「自分はダメなんだ」
的な思考に陥ってしまうことって、
ありますよね。
これは「心のフィルター」が働いていると考えられます。
この思考パターンがあると
人から褒められても、真っ当な評価を受けても、
あるいは客観的な材料があっても、全然自分の心に響きません。
でも何か否定的なことを言われたり、
批判されたりすると、
それはドスンと自分の胸に響き、傷ついてしまいます。
これはあたかもサングラスを
かけていているようなものです。
仮に赤のサングラスをかけているとしましょう。
すると外からの光は赤だけが通過して目に入り、
それ以外の色は全部カットされます。
実際は様々な色があっても
赤しか見えません。
これと同じように「心のフィルター」が、
良い出来事
普通の出来事
今いちの出来事
悪い出来事
の中で、今いちの出来事と悪い出来事以外は全部カットします。
これは非常に憂鬱になります。
何を見ても
何を聞いても
何を感じても
「良い事なんてひとつもありはしない」
となってしまいますから。
でもそれは客観的なものではありません。
もしかしたら自分の心が良いものを全部カットして、
見えなくさせているだけかもしれません。
このような状態になっていると本当につらくなり、
時としてうつ病になることすらあります。
もし日々落ち込んでいて
「良い事なんて何ひとつない」思ったら
次のように考えてみましょう。
「もしかしたら『心のフィルター』が働いているかもしれない」
少しでもそう思えたら、
徐々に客観的になっていきます。
「心のフィルター」に支配されたり、呑まれたり
しにくくなってきます。
それに伴い気分も変わり楽になり始めます。
体調まで改善することがあります。
日々の考え方の癖を知り、
より客観的になっていくことは心の安定に役立ちます。
ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。