「べき思考」を解放し緩やかな自分になる
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
「べき思考」というのは、
自分の中で「〜しなければならない」「〜すべき」というふうに、
ある種自分の中でこだわっている状態のことです。
「べき思考」があると、
いつも追い詰められている状態になるので、
焦り、不安、「うまくやれていない」という不全感が慢性的になります。
それが実際の成果につながればいいんですけれど、
ほとんどの場合、空回りして疲れて、そのままというケースがほとんどです。
この強いこだわりは「あるべき状態」を現状に突きつけ、
否定する、批判する、圧力をかけるという形で働きます。
だから、とても苦しくなります。
この状態からの努力は成果も上がりにくいですし、
上がったとしても認めないことが多いので、
「報われない」
「全然成果が出ない」
と自分を悪い方に悪い方に追い詰めがちです。
この悪循環を食い止めて流れを変えるには、
まずは小さい成果でも認める。
あるいはすでにある成果を見つけて、
「ほめる」「ねぎらう」ができるといいです。
例えば、
「本当によくやっている」
「すでによくやっている」
「○○ができた」
「ちゃんとできている」
といった言葉がけを、
自分自身に対してていねいにやってあげましょう。
最初は違和感があって響かないかもしれません。
それは本来は栄養となる言葉に対して
アレルギー反応が出ているんですね。
ストイックになり過ぎているんです。
それでも栄養になる言葉を使っていくと、
徐々にほぐれて吸収できるようになってきます。
そうすると、現状のあるがままの自分を認める、
肯定する状態になってきますので、
楽になってきます。
でも何もしないわけではなく、
自分の力を取り戻し、肯定できたところから、
より望ましい状態に向かって進んでいきます。
健全な向上心に変わっていきます。
この流れのほうが成果も上がりやすいです。
少しずつこのような心の習慣を、
身につけることをお勧めします。
ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。