2種類の思考のタイプとは?
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
今日は南池袋クリニックで休職者向け講座と5件のカウンセリングを行いました。
休職者向け連続講座は、今日が初回。
まずは、その目的をお伝えしました。
この講座の一番の目的は、感情の暴走を自分で止められるようになること。
安定させられるようになることです。
自分で感情を安定させられると、
うつ状態の回復にとても役立ちます。
もちろん、再発予防にも有効です。
様々なメンタルの症状は、
否定的な思考や感情がつもりつもって起きてくることが多いです。
そういった蓄積が起きないように、自分の心を自分でメンテナンスできるようになっていただく。
それが目的です。
そのためには、普段自分が何を考えているかに気づきを持つことが大切です。
自分が考えること。
それは思考と呼ばれています。
この思考には2種類あります。
ひとつは、一般的な意味での思考。
例えば、これからの行動を様々な観点から吟味し決定すること。
人と対話し、考えが発展していくこと。
このタイプの思考は、新しい何かに開かれています。
柔軟性があり、視野も広がります。
別のタイプの思考は、認知行動療法では自動思考と呼ばれています。
吟味されることなく、いきなり結論だけが出てくる思考です。
このタイプの思考は、
自分の意志とは関係なく勝手に頭の中を流れていきます。
一説によると1日に6万ほどの数にのぼると言われています。
そして、感情や行動に大きな影響を与えます。
しかも多くの場合、この自動思考はマイナスのものが多いので、
野放しにしておくと、とても生きづらい人生になってしまいがちです。
この自動思考に気づき、吟味できるようになるだけで、
人生の流れは大きく変わります。
一般的な思考と自動思考。
この区別ができるようになることが、この講座でお伝えしたことのひとつです。
最後までお読みいただきありがとうございます。