心の回復力に関係する、大切な要素とは?

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

メンタル不調に陥った時、
回復に向かうかどうか。

そしてその回復も、
スムースにいくかどうか。

それはある要素が
大きく関係しているように
思います。

それは内省力。

自分の心の状態を、
把握する力ですね。

この力が元々ある方は、
多くの場合、
メンタル不調に陥ったとしても、
回復が早いですね。

ただこの内省力は、
ストレスがかかり余裕がなくなると、
弱ってしまいがち。

すると本来の内省力が発揮できず、
ますますメンタル不調が進む、
悪循環に陥ることも。

それは脳の構造からみて、
やむを得ないところもあります。

内省力は大脳新皮質の活動力と、
関係していると考えられます。

そしてメンタル不調に陥ると、
この大脳新皮質があまり働かなくなる。

そして辺縁系と呼ばれる、
感情を司る部分が暴走しやすい。

気持ちに振り回され、
内省力は損なわれたままに
なりやすい。

こうなると
そこから抜け出すのは
困難ですね。

内省力も、心の回復力も、
なかなか上がってこない。

調子が悪い状態が、
そのままズルズル続きやすいですね。

ただ様子を見ていても、
らちが開かないことが多い。

この流れを変えるには、
積極的な取り組みが必要になります。

主に2つ。

ひとつは激しい感情を
落ち着かせるスキルを高めること。

感情の暴走が落ち着くと、
心に余裕が生まれてくるから。

内省力が少しずつ
戻って来ます。

この段階に達したら、
積極的に内省力を高めるアプローチを
進めるのが有効。

心の観察力を高めるため、
記録をつける方法は定番ですね。

それ以外にも、
自分の心の反応を発見するための
様々なアプローチがあります。

代表的なものとしては、
例えばロールプレイがあります。

ただこれらは
少し心に負荷がかかる方法なので、
心の余裕がないときには、
お勧めできません。

だからこういった取り組みを、
専門家に見てもらいながら、
コンディションに応じてさじ加減を調整し、
進めていく。

それが個人カウンセリング。

これがうまくかみ合うと、
メンタルの回復へと向かう
好循環が始まります。

話し合いによる、
状況の共有の質が上がっていき、
協力関係も深まります。

すると見通し感が出てきて、
不調の解消も見えてきますよね。

軽いメンタル不調でしたら、
今回の記事を参考にしながら
ご自身で取り組むのもいいでしょうね。

ただ慢性的なメンタル不調の場合は、
自力で悪循環から抜け出すのは困難で
あることも多いです。

そんなときは、
回復に向かう好循環に入るため、
カウンセリングを活用するのも
ひとつの選択肢です。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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