不眠の背後には、大きなテーマが隠れていることが多い
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
カウンセリングをしていると、
不眠についての相談はよく受けます。
なかなか寝付けない。
明け方に何度も、
目が覚めてしまう。
この不眠は単なる体調の問題と
みなされることも多いですが、
メンタル面の影響がかなり大きい。
しかもかなり
がっつり系の。
だからちょっとしたリラクセーションとか、
気晴らしだけで変わることはあまりない。
カウンセリングでは、
不眠がある場合、
そこをしっかり話し合っていくことは大切です。
例えば元々
よく眠れていたとします。
ところがある時期から、
睡眠が不安定に。
そんなときは外的なストレスが増えたり、
心境の変化が起きていることが多い。
負担が増え、
自分を追い詰めたりするような。
でも意外と自分では、
意識していなかったりする。
カウンセリングでも、
「特に変わりはないですけど」と
おっしゃることがほとんど。
でもていねいに対話を重ねていくと、
何か出てきます。
それも自分にとって譲れない、
根本的な価値観と関わっていることが多い。
そこが言葉になり共有できると、
張り詰めていた緊張感のようなものがほぐれ、
ゆったりとした空気が流れるようになることも。
この段階までやりきれた方の場合は、
それ以降不眠が落ち着き
睡眠の質が上がることもしばしば。
もちろん一回のカウンセリングで、
取り扱いきれない、
大きなテーマが関わっていることも
よくあります。
そんなときは、
そこをカウンセリングで扱う
メインテーマとしてもいいくらい。
なぜならそれらの価値観は、
睡眠以外の、他の活動にも
大きな影響を与え、
生きづらさにつながっていることが多いから。
こういった不眠は、
単に一時的なリラクセーションや薬だけでは、
根本的な解決にはつながりません。
仮に眠れるようになったとしても、
それだけで終わらせるのは
とてももったいないこと。
人生全般の生きづらさを見直す、
とっかかりになることが多いから。
ただクライエントさんが、
そこに取り組むことを希望しないことも。
もちろん、それがわかっていても、
スルーするのは一つの選択肢。
尊重する必要があります。
「必ず取り組まなければならない」と
圧力をかけるのがいいこととは思えない。
カウンセラーに
そんな権限はありません。
ただそういった大きなテーマがあることを、
準備ができたときに伝える
必要があるとは思います。
その上で、クライエントさんが、
主体的に選べればいいですね。
不眠の背後にはそのくらいの、
大きなテーマが隠れていることが多いです。
ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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