空気を読むことはメリットもあればデメリットもある

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

空気を読むってありますよね。

相手の空気だったり、
特定の集団の空気。
 
 
 
言葉になりにくい、
微妙なフィーリングが漂っていて、
それをキャッチする。
 
日本の社会は、
この能力が求められます。
 
 
 
そして自分の考えを、
言葉にして明確に表現すると
嫌がられることが多いです。
 
空気を読まない人。
 
配慮のない人等とみなされ、
集団から排除されることも。
 
 
 
相手の思いを察し、
考えの違いを荒立てず、
うまく合わせるほうが好まれます。
 
これは配慮がある人とも言えるし、
自分の思いを押し込め、
相手や周りに合わせ
我慢する人とも言えます。
 
 
 
多くの人は気がつくと、
周りに合わせることを最優先にしがち。

それは恐怖があるから。

周りから浮くことを。

変な人と思われることを。

そして集団から排除されることを。

一見和気あいあいとやっているように見えて、
実はみんなプレッシャーを感じている。

これを同調圧力と
呼びます。

ある意味お互いに監視し、
お互いに縛りあっている。

こういった現象は、
昔からあるようです。

それこそ明治維新以前から。

いわゆる村社会が
ルーツですね。

昔の村落は、
生活のインフラを
共有して生活していました。

だから周りから浮くこと、
そして嫌われることは、
孤立し、生活できなくなることを意味した。

文字どおり。

この村八分の恐怖が、
まだまだ息づいているんですね。

今のところ空気を読むことを
重視するのが多数派。

軽視する人は、
少数派。

なぜなら空気を読まないことは、
人間関係に困難をもたらすから。

そして空気を読む能力は、
集団での適応に役立ちます。

でも空気を読むことは、
メリットばかりではありません。

なぜならそれは、
人の機嫌を探ることが、
最優先になるから。

そして自分のことは、
後回しになるから。

そのため

「自分のことがよくわからない」
「いつも空虚感がある」

となりがち。

いつも周りに合わせてばかりで、
自分らしさを発揮できない。

ちょっと相手が不機嫌だったり、
不愉快なことを言われると、
ずっと引きずってしまう。

メールをして返信が遅いと、
気分を害したのではないかと、
不安でいっぱいになる。

つまり人間関係に過敏になり、
ダメージになってしまうというデメリットが。

これが強くなると、
対人恐怖になります。

欧米人にはあまり見られない、
独特の恐怖。

この対人から抜け出すには、
ある意味欧米人的な、
心の強さを養うことが大切。

周りが不機嫌でも
自分を保てるようになるために。

そして自分のペースで、
行動できる。

でもそれだけだと、
村八分になるリスクはあります。

必要に応じて、
空気を読み周りに合わせることも
できるにこしたことはない。

対人ストレスに対する強さと、
柔軟性。

両方持てるのが
望ましいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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