苦痛に対する態度を変えると、人生が変わり始める
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
苦痛に対する態度は、
とても大切。
苦痛をゼロにすることができない以上、
それに対する反応の積み重ねで、
人生が大きく左右されと言っても
過言ではありません。
わざわざネガティブ思考になることはありませんが、
苦痛と、その反応について吟味していくことは、
役に立ちます。
私たちは苦痛を感じると、
おおむね2つの反応パターンに、
分かれると言われています。
1.苦痛を避ける
1つめの反応パターンは、
それを逃げる、避ける、ないことにする。
ちょっと嫌だと思うと、
それを止めてしまう。
その方が苦痛が減って、
楽になると思うからです。
確かにその瞬間は
楽になります。
しかしトータルでは、
むしろ逆効果。
そのことがますます苦痛になり、
怖くなってきます。
例えば苦手な人がいるとして、
「あ! あの人がいる」
という感じで
避け続けたとします。
するとかえってその人が気になります。
ますます苦手意識が増え、
何も言えなくなりがち。
会う度ストレスが
増えてしまいますね。
むしろ思い切って話しかけてみる、
向き合ってみるのがお勧めです。
一時的には、
かえってきつくなるかもしれません。
でも話してみると、
思っていたより大丈夫なことも多いです。
結果として楽になることが
多いです。
もちろんケースバイケース。
でもちょっと苦手と感じるとすぐに避け、
背中を向けてしまう。
関わらない。
引っ込む。
こういった反応ばかりだと、
デメリットが大きいです。
2.苦痛と闘う
もう一つは徹底的に頑張る、
闘う、という姿勢です。
何か苦痛を感じると、
これは自分に与えられた課題である。
克服すべきものである。
とがむしゃらに頑張る。
馬車馬のようにつっぱしる。
これはこれで、
極端ですね。
当たって砕けろの精神。
人間関係が思わしくないとき
自分のペースでごり押しすれば、
かえって悪化します。
仕事にたいして頑張り続ければ、
いずれスタミナが尽きます。
心身共に疲弊し、
動けなくなります。
こんなふうに苦痛に対し、
1.苦痛を避ける
2.苦痛と闘う
これらの反応が極端だと、
うまくいかず行き詰まってきます。
この偏ったパターンで、
苦痛に反応し続けると、
当然人生に対し、
見通し感を持てません。
絶望的になってきます。
でもそれは周りの状況の
せいとばかりは言えません。
自分の反応パターンが
裏目に出ている面も大きいです。
そこから抜け出すには、
逃げる、闘う、
どちらのパターンにしろ
ほどほどにする。
時として無理をせず、
時として向き合う。
状況に応じて、
使い分ける。
こういった柔軟性が
身についてくると、
パターンが変わってきます。
今までのような行き詰まりが減り、
人生がうまく回り始めます。
まずは苦痛に対する、
自分の反応パターンに
気づいていきましょう。
もし偏っているようでしたら、
それに意識的になり、
逆パターンにトライしてみましょう。
最初はプレッシャーだったり、
欲求不満になるかもしれません。
でも今までと違う手応えが、
徐々に出てき始めます。
長年の習慣は、
すぐに変わることはありません。
でも根気よく取り組むことで、
果実に変えていけるものです。
以上、ご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。