「心の読み過ぎ」は対人恐怖を招く
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
元々日本人は、
人の心を読むことに長けた民族と言われています。
いわゆる空気を読む、
というやつですね。
「とても気が利く」とか。
「一を言えば十を知る」とか。
これらには良い面もあります。
しかし、弊害もかなりのものです。
人の思っていること、
感じていることが一々気になります。
自分のことを不快に感じているかどうか、
センサーを立てるようになると、もう大変です。
一対一の人間関係もストレスです。
さらに三~四人いて、全員に嫌われないように不快感を与えないようにすると、
好みが違うので、もうどうしていいかわかりませんよね。
がんじがらめで窮屈で、
人と会うのが怖くなってしまいます。
このあたりを見直していくと、
人に対する恐怖、緊張がかなり緩和します。
その際の目安は具体的に損害を与えるような、
例えば金銭的、身体的(突き飛ばす等)、心理的(誹謗中傷)等でなければ、
相手が不快感を感じたとしても、
「自分には責任がない」
という考え方です。
これを採用すると楽になります。
今ベストセラーになっている本、
「嫌われる勇気」にも出てくる、
「課題の分離」
という考え方です。
こういった考え方を少しずつ取り入れ、
自分の課題と相手の課題を明確にしていきましょう
すると「心の読み過ぎ」という思考パターンも和らいできます。
人間関係は楽になり、むしろ円滑になりますし、
良い人間関係を築けるようになっていきます。
ご参考になれば幸いです。