「マイナス化思考」は誰も得しない

 
 
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

「マイナス化思考」とは、
言わばどんなことにもケチをつけるような心の状態です。

ですから人から褒められても、

「そんなことない」

「大したことない」

と自分で自分をディスカウントしてしまいます。

これは全然メリットがないように思えますが、
ご本人的には「これは必要だ」と感じています。

色んな方から話を聞いてみますと、

「もし期待して何か悪いことがあったときに、
ひどく落胆するのがいやなんです」

という方が多かったです。

だから良いことがあっても、

「こんなのダメだ」

と普段からうまくいっていない状態に心を慣らしておくのです。

すると心の準備が出来ているので、
実際に悪いことが起きても心のダメージが小さくて済むということらしいです。

でも、どうなんでしょう。

悪いことがあっても落胆しないための準備として、
良いことを全部ディスカウントして、

「こんなこと大したことない」

「取るに足らない」

と全部つぶしてしまう。

そうなると結局、

「良いことは何一つない」

となってしまい、

最悪のときにちょっとダメージが少ない
ということしかないんですね。

これは言わば、心配しすぎて高すぎる保険に入ってしまい、
毎月高い支払いに苦しんでいるのと似ています。

保険であれば、
全体のバランスを考えて入るでしょう。

それと同じように、精神的に高い保険をかけて最悪に備えるのではなく、
うれしいときは、うれしいでいいと思います。

とても辛いとき、最悪のときは別の方法で対応する方が、
トータルのバランスとしては、いいような気がします。

ご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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