強迫観念への対処法

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

今回は強迫観念への対処法をお伝えします。

強迫観念は自分の意志とは関係なく、
勝手に浮かんでくる考えのことです。

それは自分をぎょっとさせ、
とても不安にさせる内容です。

火事になる。

ばい菌がどんどん繁殖する。

泥棒が家に入ってくる。

死んでしまうかもしれない等。

そのためこの不安を打ち消すための行動を伴います。
これを強迫行為と言います。

それは下記のような形を取ります。

火事になる→ガス栓を確認せずにはいられない

ばい菌がどんどん繁殖する→何時間も手を洗い続ける

泥棒が家に入ってくる→窓やドアの鍵を何度も確認する

死んでしまうかもしれない→健康情報を調べこだわり続ける

本人はそこまでやる必要はないと、
どこかでわかっていながらやめることに困難を感じています。

そして、そんな自分を責めてしまいがちです。

しかし大切なことは、
様々な強迫観念に対し違和感を感じられている、という事実です。

それは強迫観念を受け入れない、
心の健康さの表れです。

ただそれに伴う不快感がつらすぎるため、
打ち消すための行動をやめるのが難しいだけです。

この状態への対処法の第一歩は、
強迫観念を何とかしようすることをやめることです。

強迫観念を、そんなことはないと理屈で説得しようとしても、
効果がないことは過去のデータから明らかになっています。

強迫観念は家の近くに来た、
うるさい宣伝カーのようなものだと捉えましょう。

宣伝カーを静かにさせることはできないけれど、
宣伝カーがうるさくても、生活の質を保つ工夫はできます。

宣伝カーが来てうるさくしても、
「またきたか」と達観し普段と同じように生活することは、
慣れれば可能です。

まずは強迫観念に対し、
同じよう対応してみましょう。

強迫観念観念が出てきてもかまわない、
でもそれに対する態度は変えることができる。

そう思えるようになるだけで、
ずいぶん楽になれます。

それ以上の対応については、
専門家の援助が不可欠です。

必要性に応じ、
カウンセリングを受けるのもいいでしょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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