3.11~私のカウンセリング現場で起きていたこと
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
今日は3月11日。
2年前のその時、カウンセリング中でした。
14時46分、カウンセリングが終わる約4分前に揺れ始めました。
でも、不思議なほど冷静でした。
揺れのことを話題にしつつ、無難にカウンセリングを終えました。
幸いなことにそのクライエントさんは、
その後も順調に回復が進み、無事終結を向かえました。
最終回は、強い自責の念、焦りは陰をひそめ、
とても穏やかな雰囲気になっておられました。
しかし全体的な311の影響は、
現場にジワジワ出てきました。
週2日カウンセリングをさせていただいている精神科クリニックの受診者数が、
目に見えて増えました。
疲労感、不安感、落ち込みを訴える方が多かったです。
東京なので、直接的な影響は少なかったはずですが、
心理的な影響はとても大きいと感じました。
元々不安定だった方はさらに不安定になり、
その対応でハラハラすることもありました。
2年経った今、少なくとも東京では、
症状への影響は落ち着いてきたように思います。
しかし日常生活の背後にある気分、ムードは、明らかに変わったように思います。
今まで以上に安全策を取る方。
危機感をチャンスと捉え、悔いの残らない生き方にシフトする方。
反応は様々です。
311の影響は、未だに大きいと感じます。
「ご縁のあったクライエントさんに対し、最善のサポートを提供していこう」
そんな思いを新たにした一日でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。