過去を乗り越える
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
このメルマガは、
皆様に心穏やかに暮らしていただきたい、という思いで書いています。
そのために役立つ知識や、
感情を静める具体的な方法を提供していきます。
皆さんのお役に立てば幸いです。
今回のテーマは、「過去を乗り越える」です。
あくまで一般的なものですが、
カウンセリングやセラピーは過去にフォーカスし、コーチングは未来にフォーカスするというイメージがあるようです。
しかし全てのカウンセリングや、セラピーが過去指向というわけではありません。
例えばソリューション・フォーカスト・アプローチという、解決だけに焦点を当てる心理療法もあるくらいです。
とはいえ、こういったアプローチが全ての人に向いているわけではありません。
長年辛い状態が続いている人に対し、
解決だけに焦点を当てることは、かえって辛い状態に追い詰めることになりかねません。
落ち込み、罪悪感、悲しみ等は過去の影響を引きずった感情です。
焦り、不安といった一見未来に焦点があるように思える感情も、
過去にうまくいかなかった経験に基づく感情という意味で、ベースは過去にあります。
そういった過去を完了させるという目的で、過去に焦点を当てることは有益です。
自分がマイナス感情を持っていることを認め、許すことで完了させる、
カウンセラーに共感され、受け止めてもらうことで完了させる等、
様々なアプローチがあります。
しかし問題の原因を探ることだけが目的になってしまうと、いつまでたっても完了しません。
つらい過去の記憶は、焦点を当てるといくらでも出てくるものだからです。
大切なのは今とこれからです。
自分自身の今とこれからを大切にしていくことが必要です。
それには未来に向かおうとしたとき、自分の足を引っ張るマイナス感情に焦点当てるのがお勧めです。
すると過去に焦点を当てるのが必要最低限で済みます。
この作業は、今とこれからにとって意味あるものになります。
最後までお読みいただきありがとうございます。