激しい怒りに対処する
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
激しい怒りはとてもパワフルなものなので、
ちょっとやそっとではコントロールできないと思われています。
確かに一般的な心理テクニック。
例えば考え方の検討、冷静に眺めてみる等のやり方では、
追いつかないのは事実です。
そんな時は身体を使ったアプローチをすると、
かなり自分の力でコントロールできるようになります。
今回は、そういったやり方の一つを紹介します。
何か許せないような、憤りを感じるような、
激しい感情があったとします。
それはある種の身体の感覚のようなものなので、
身体のどの辺りにあるのか調べてみましょう。
胸の辺りなのか・・・
みぞおちの辺りにくるのか・・・
お腹なのか・・・
あるいは頭にくるのか・・・
背中なのか・・・
色んな場合がありますが、まずはその怒りの中身というよりは
激しい感覚が身体のどの位置にあるのか探ってみましょう。
例えばみぞおちの辺りにあることがわかったとします。
次にこの激しさと同じものを、
自分の力で作り出してみましょう。
例えばこぶしを、
みぞおちの激しい感覚と同じ強さの力でグーッと握ってみます。
軽く握っただけだと、
みぞおちの激しさの方が全然強いです。
かといって渾身の力で握ると、
みぞおちの激しさを上回ってしまうかもしれません。
ポイントはみぞおちにある激しい感覚と同じパワーで、
こぶしを握ることです。
両方が同じぐらいのパワーになったら、
こぶしの激しい感じとみぞおちの激しい感じ、
この両方を眺めて下さい。
不思議なことに激しくても、
二つあると眺めることができるんです。
一カ所だと圧倒されるけれど二カ所だと、
みぞおちにもある、こぶしにもあるのを眺められます。
時間にすると10~20秒。
人によっては1分くらい必要かもしれませんが、
徐々に落ち着いてきます。
そうしたらゆっくりこぶしを緩めて、
一回深呼吸します。
まだ怒りが残っていれば、
同じ手順を繰り返します。
簡単なやり方ですけれど、
驚くほど短時間で激しい怒りが静まります。
よろしければお試し下さい。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。