最速の無意識アクセス法
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
今日は南池袋クリニックと渋谷のカウンセリングルームで合計6件のカウンセリングを行いました。
クライエントさんへのアプローチとして、逆転移の活用を多用した日でした。
逆転移の活用は、一般にあまり知られていませんが、
私の知る限り、最速の無意識アクセス法のひとつです。
慎重に行えば、クライエントさんの負担も小さく、
大きな恩恵をもたらします。
逆転移とは、クライエントさんと接している時、
カウンセラーの中に、話の内容と関係なく起きてくる感情・身体感覚のことです。
それは多くの場合、クライエントさん自身の
感情・身体感覚です。
でも、クライエントさん自身は全く気づいていません。
自分でもどこかで気づいていて、押し込めている感情ではなく、
もっと奥深くにあるもの。
あるいは完全に切り離しているものです。
それをクライエントさん自身に働きかけてアクセスするのではなく、
クライエントとカウンセラーの二者関係を利用するのがミソです。
ただ伝え方を吟味することなくいきなり提示すると、
クライエントさんは侵襲的に感じ、安全感を損なうことがあります。
そのため、かえってコンディションを崩すリスクもあります。
でも、充分に信頼関係が築けていて、慎重に活用する場合、
クライエントさんに有益であることが多いです。
時として、クライエントさんに大いなる気づきや心の統合を促します。
切羽詰まった状態から抜けだし、
速やかな解決をもたらしてくれます。
ただ、とても切れ味のいい刃物のようなところがあるので、
自らの研鑽を怠らず、慎重に活用していこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。