完全癖が強いとうつ病になりやすい
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
うつ病になるリスクのひとつは、
環境因。
環境が過酷でストレスフルであれば、
当然リスクは上がります。
今社会問題化しているブラック企業は、
その最たるもの。
でもそれ以前から、
例えばプログラマやデザイナーは、
過酷な労働条件であることが多く、
休職者が出やすい印象があります。
でも環境だけではありません。
それはその人の、
考え方のクセ。
例えば完全癖。
何事も完全にやらないと
気が済まない人。
当然、完全にやりきれるよう、
無理をします。
そして不完全だと、
強く自分を責めます。
車に例えるなら、
どんなときでも最速で
走ろうとするようなもの。
コーナーは、
タイヤが鳴りっぱなし。
赤信号で止まり、
青に変わったらホイールスピンさせながら、
全力で加速。
こういった運転を続ければ、
事故も故障も起きやすい。
人間であれば、
心も身体もボロボロになります。
うつ病リスクが、
とても高い生き方。
理屈では無理し過ぎと、
わかっている方も多いです。
でもなかなか
止まらない。
それは完全でないことに
対する恐怖が強いから。
ちゃんとしていなければ、
「自分は無能」と解釈します。
心の奥底にある思い込み。
それが刺激され、
耐え難くなる。
精神的に崩壊しそうなくらいの
屈辱感。
自分の存在価値に
関わるほどの。
だから不完全だと、
死にたくなることも。
だからどんなに疲れていても、
力を抜けない。
いつも全力。
とても危うい生き方。
しかもそれは、
本当の強さではありません。
本当の強さは、
不完全な状態にも耐えられること。
屈辱感、不全感があっても、
持ちこたえられること。
自分の不完全さ、
弱さを認められること。
この強さがあれば、
完全にはこだわらなくなります。
かと言ってなげやりな
わけでもない。
そしてこの方が、
精神的にもタフ。
うまくいかないことがあっても、
動じません。
ある種粛々と、
なすべきことを続けられる。
完璧癖の強さは
もろさと紙一重。
自分の弱さと向き合える人は、
しなやかな強さ。
うつ病の再発を繰り返す人は、
完璧癖を持っていることが多いです。
そんな方のカウンセリングでは、
それを完全癖を変容させ、
しなやかな強さを獲得できるよう
進めていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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