向上心を持ち頑張っているのに、うまくいきません
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
常に向上心を持っている方って、
いらっしゃいますよね。
一般的には
いいこととされています。
しかし必ずも、
そうとは限りません。
それは次の問いかけをすると、
はっきりしてきます。
「何のために向上する必要があるのだろうか?」
といったもの。
答えはいろいろ
出てくるとは思います。
ただ要は、
「今ダメだから」というジャンルに
入ることが多いでしょうね。
向上心は、
より良いものを目指す現れと
思われがち。
でも実際はそれより、
「ダメな状態から脱出したい」
というニュアンスの方が
強かったりします。
つまりそれは、
現状に対する強い否定が、
最初にありき、
ということになります。
当然、
焦りが強くなりますよね。
あと自分への責めも、
きつくなる。
そして頑張る。
そしてその結果が思わしくないと、
一段と自分を責める。
そのため不安も
強くなる。
うまくいったらいったで、
さらにハードルをあげたくなる。
素直に喜べない。
「まだまだ」という
思いが強くなる。
これではメンタルに
大きな負担がかかりますよね。
どんなに頑張っても、
報われることはないから。
あるところまでは、
強い焦りゆえ、
頑張れる。
ただそれが続くと、
段々息切れしてくる。
エネルギーが枯れてきて、
疲れやすくなる。
それでも自分に
鞭打つ。
やがて動けなくなり、
頭も回らなくなる。
ある種の
うつ状態になっても
おかしくありません。
テンションが上がらない日が、
多くなる。
同時に焦りも、
自責もある。
以前と同じくらいに。
これは疲れ果て動けないのに、
自分に鞭打っている状態。
当然、
ますます調子が悪くなる。
悪循環のスパイラルですね。
これは自己否定から始まる向上心、
そして頑張りが陥る
典型的なパターン。
頑張り屋さんほど、
なりやすい。
ある意味
いい加減になれる人は、
大丈夫。
この状態から抜け出すための
大切なポイントがあります。
まずは自分を責め立てることを、
減らすことですね。
そうしないと、
動けない状態なのに、
精神的ストレスが減らないので、
まるで回復しないことも。
自責を減らしたら、
まずはしばらく休むこと。
エネルギーが
戻ってくるまで。
そして欲を言うなら、
今までがんばってきた自分を
労うこと。
これは結構
ハードルがあるかもしれません。
でも本当は
必要なこと。
大切なことは向上心は
否定からではなく、
肯定からスタートすること。
要は
自己肯定ですね。
現状がどうであれ。
内面も、
外的状況も。
もし肯定が難しいなら、
受容する。
「今はこういう状態なんだ」と
ひとまず承認する。
その上で、
よりよくなることを目指す。
こういった向上心であれば、
とても建設的。
必要以上に自分を責めたり、
追い詰めることもない。
何か達成したら、
満足感が持てる。
たとえそれが
最終ゴールではなくても。
こういった自己肯定から始まる、
向上心にシフトしていくことが大切です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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