人が怖いとき、そのメカニズムは複数あります

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

人が怖いとき、
そのメカニズムは複数あります。

一般的に知られているのは、
思い込みレベルでの恐怖ですよね。

そんなとき、対話のアプローチが
役立ちます。

かなり楽になります。

でもそれだけでは、
十分ではないことも。

対話を通じ、人に対する恐怖に対し、
ある程度距離を取れるようになった。

でも感覚的には、
しっくりこないところもある。

身体の反応が残っている。

やっぱり怖い。

そんなとき、
深層へのアプローチが役立つと、
一般的にはされています。

中核信念(コアビリーフ)と
呼ばれる領域。

ここにアクセスすると、
インナーチャイルドワークの
展開になることが多いです。

過去に体験できなかった
守られ感や安全感。

それらをじっくり味わう。

これらの体験が統合されてくると、
深層にある恐怖が解消されてくる。

楽になってくる。

とされています。

ただ対人恐怖のテーマに関しては、
いきなり深層に入らない方がいいケースも
かなりあります。

それは心そのものの強度、
守りが足りないとき。

この状態でインナーチャイルドワークを行い、
深層に触れると、その時は
癒された感じがします。

ただその体験で、
楽になるとは限らない。

しばらくすると、
かえって怖くなってしまう方も、
かなりいらっしゃいます。

セラピー自体は良い体験だったのに、
その後悪化してしまうパターン。

私の経験では、
少なく見積もっても50%以上の方が。

それはインナーチャイルドワークで、
心の深層に触れるのに
心が耐えられないコンディションだった場合。

心が弱っていて、
強度が足りなかった場合。

この強度不足自体が、
対人恐怖の要因になっているケースが
かなりあるんです。

ということは対人恐怖で大切なのは、
多くの場合
まずは心の強度をあげること。

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インナーチャイルドワークは、
後回しにした方がいいということ。

なぜなら先に行うと、
対人恐怖が、
かえって悪化するから。

対話による思い込みの検討は、
比較的安全です。

だからまずはそこから
進めていっても大丈夫。

でもこのアプローチだけで、
楽になるクライエントさんは少数派。

さらなるアプローチが、
必要になることが多いです。

ただそれは、
多くのセラピーが重視する
インナーチャイルドワークではありません。

一見地味な、
心の強度を高め、
守りを強くすること。

インナーチャイルドワークを
行うとしたら、その後ですね。

安全かつ確実に楽になっていくには、
この順番で進めていくことが大切です。

ご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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