こじれるうつの特徴は?
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
このメルマガは、
皆様に心穏やかに暮らしていただきたい、という思いで書いています。
そのために役立つ知識や、
感情を静める具体的な方法を提供していきます。
皆さんのお役に立てば幸いです。
今回のテーマは、「こじれるうつの特徴とは?」です。
うつは大別すると2つのタイプがあります。
ひとつはこじれるうつ、もうひとつは回復につながるうつです。
うつからの回復は、こじれるうつから回復につながるうつに、いかにシフトさせていくかがポイントになります。
多くの場合うつは悪いものとして捉えられています。
そのため、無理にテンションを上げようとしてしまいがちです。
しかし落ち込みも変わらず存在します。
これを私は、ハイブリッド状態のうつと呼んでいます。
うつと、無理なハイテンション、
このふたつが膠着状態にあり回復しづらい状態に陥っています。
回復につながるうつはもっとシンプルです。
単に落ち込むだけ、テンションが落ちるだけ。
ある意味平和です。
そして、このうつ状態にとどまっていると心の回復が始まります。
再発のリスクも小さいです。
落ち込みと焦りの両方あるハイブリッドうつは、放置すると膠着状態が続きます。
この焦りが高まり、自分をひどく責めることもあります。
これはとても苦しい状態で、ひどい落ち込みで身体を動かすことすらままならないのに、
「何かやれ!」「動け!」と責め続けます。
この状態を「フライパンの上で焼かれるような苦しみ」と表現する人もいらっしゃます。
このハイブリッドうつを回復の方向にシフトさせるには、
テンションを上げよう上げようとする心の働きを静めることです。
うつというのは本来、無意識が心のテンションを落とそうとしています。
とても大きな力なのであがなえません。
しかしハイブリッドうつは、海に例えるなら海面で沈まないようにバタバタしている状態です。
このバタバタを静めていくと、心の深層に降りていきます。
この作業をカウンセリングで進めていくと静けさが訪れます。
その象徴として、深海のイメージが立ち現れてくることもままあります。
深海の深い青、水の冷たさ、静けさの体験。
グランブルーの世界です。
これがピュアなうつ状態。
ここにとどまっていると、こころの回復が促されます。
自ずと心が上昇し始めます。
気力が甦り、身体も軽くなっていきます。
この過程を意思の力で急かすと台無しになってしまいます。
じっくりと見守る姿勢が大切です。
それをお手伝いするのが、うつに対するカウンセリングの肝と言えるかもしれません。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
・アマゾンランキング「臨床心理学・精神分析部門」「脳・認知症」2部門で1位獲得!
高牟禮(たかむれ)の本"理由のない不安"を一瞬で消す方法(主婦の友社)
⇒ http://amzn.to/2mxV4DO
・心が楽になる~感情チェック&アドバイス(無料)
⇒ http://www.reservestock.jp/page/fast_answer/7
タグ:うつ, うつ.カウンセリング.EFT