うつ病で会社を休職してから復職する際、再発率はカウンセリングを受けるかどうかで変わってくる
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
うつ病は、
再発率が高いメンタル不調と言われています。
せっかく復職しても、
再発し、
また休職はしたくないですよね。
それ以前に、
早く復職にこぎつけたいと
願っておられる方もいらっしゃることと思います。
この記事では、
なるべく効率よく回復させ、
再発率も低く抑えるためのポイントを
お伝えします。
ご参考になれば幸いです。
目次
うつ病の原因として環境因が大きい場合、
環境調整すると回復しやすい
うつ病の原因は、
いろいろあります。
その中でも環境因は、
大きな要素と言えるでしょうね。
上司のパワハラはもちろん、
意思疎通がうまくいかないことに
伴うイライラ。
こういった人間関係の要素が
ひとつありますね。
あと仕事の負荷が
大きすぎることも。
ノルマが過酷だったり、
体力的にきつすぎたり。
仕事内容によって、
いろいろあります。
このような環境要因でストレスがかかりすぎ、
その処理能力を越えてしまうことがあります。
そしてその期間が長く続くと、
うつ病になるリスクは、
当然高くなります。
ストレスでコンディションが落ち始めているのに、
環境の負荷が変わらないことも。
すると最終的にはうつ病となり
休職に陥っても
おかしくありません。
それを防ぐには、
環境調整というアプローチが
効果的です。
環境を変えることで、
ストレスや負担を減らしていくこと。
この環境がいい方向に変わり、
負荷は減ってくると、
心の回復にプラスです。
それだけでうつ病の予防や
回復の促進。
そして復職。
これらの要素に対して、
大きなプラスになっていきます。
環境調整は、
大きな効果があり、
時として即効性も期待できる、
非常に重要なアプローチになります。
うつ病の原因として、自分で自分にストレスをかけ過ぎるという、
心理要因が大きいことも
しかしうつ病の原因は、
全てが環境因というわけではありません。
なぜならば同じ環境で、
長期間働ける人もいれば、
不調になりやすい人もいるから。
それは単に心が強い弱いの問題とは
限りません。
むしろ強いと思われている人の方が、
うつ病リスクが高かったりします。
要は自分で自分を追い込み、
ストレスをかけ過ぎる。
それがうつ病リスクになっていたり
するんですね。
日々の仕事内容に高いレベルを自分に求めすぎると、
どんどん苦しくなっていきます。
そして思い通りにならないと、
自分を責め、いつも焦ったり不安になりがち。
それが長期間続くと、
自分のキャパシティを越えてしまうんですね。
自分に厳しいと気づかず厳しく接し、
ストレスを抜くこともありません。
すると限界を越えつつあるのに、
そこに負荷が積み重なっていくことになる。
当然、心身の不調が起こってきます。
その状態のひとつが、
うつ病なんですね。
うつ病からの回復は自責を和らげ、自分をねぎらうことが大切
自分に対して厳しいと、
常に自分を責めることになってしまいがち。
うつ病から回復させるには、
この自責を和らげていくことが大切ですね。
自責が和らぐと、
自分で自分にかけるストレスが減ってきます。
すると焦りや不安も減ってきます。
自分が作り出していたメンタル不安から、
解放され始めます。
すると心にゆとりが生まれ、
回復に向かいやすくなります。
そして自分をねぎらうことができれば、
さらにいいですね。
自責が自分を痛めつける行為だとすれば、
ねぎらいは自分の心に、
水や食べ物を与える行為。
心が潤い、
スタミナが戻ってきます。
うつ病の原因になる行為をやめ、
プラスになる行為を増やす。
この両方をやっていくことが、
うつ病からの回復力を高めてくれます。
こういった心の習慣を身につけることが、
できるといいですね。
うつ病からの回復には計画的な行動も必要
うつ病がピークの時は、
まずは休むことが大切。
加えてメンタルの負担を減らすことも、
不可欠の要素。
こういった取り組みをしていくと、
確実に回復は進みます。
しかしある段階から、
行き詰まりを感じるようになります。
そしてまた不安が頭を
もたげ始めます。
このままで大丈夫なんだろうか。
この不安が増幅すると、
また調子を落とす原因になります。
この行き詰まりを抜けるには、
計画的な行動が大切です。
要は少しずつ身体を
動かしていくんですね。
当然体力が戻ってきますし、
生活にリズムが出てきます。
すると回復の行き詰まりは解消され、
一段と進むようになります。
ただこの過程では
オーバーペースに気をつける必要があります。
回復を焦るため、
行動しすぎることが多いです。
すると段々追い詰められ、
かえって調子が悪くなってしまいます。
自分のコンディションを把握し、
無理のないペース配分を心がけることが大切です。
うつ病の再発リスクを減らし、復職の成功率を高めるには、カウンセリングが役立ちます
うつ病等のメンタル不調の回復と再発の予防。
それを確実なものにする上で、
必要なこと。
それは適切な対応を知っていること。
そして確実に実行すること。
ただこれは、自力では難しいことも、
多々あります。
なぜならコンディションが万全ではない時、
自分がどういう状態なのか、
特に回復の初期の段階では、
気づくことが難しい。
まだまだ休んでいた方がいい時期に、
動きすぎて悪化させてしまうことがあります。
逆に運動など、行動を進めていくことで、
回復に勢いがつきそうな時期に、
大事にいきすぎてかえって行き詰まってしまったり。
そんなとき心の専門家であるカウンセラーの
アドバイスを受けながら進めていくと、
成功率が格段に上がります。
なぜならコンディションに応じた、
プラスになる対応を、
アドバイスすることができるから。
当然判断ミスからくる、
回復の停滞を減らすことができます。
こういったやり取りが噛み合ってくると、
回復させていく上でのコツが、
だんだん身についてきます。
それは回復後、
自分でコンディションを維持することに
プラスに働きます。
当然再発のリスクも、
大幅に小さくなりますね。
そのメリットは、
回復が遅れクォリティオブライフが低下したり、
復職が遅れるリスクを減らせるという意味で、
とても大きなものと言えます。