うつ予防のポイント
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
このメルマガは、
皆様に心穏やかに暮らしていただきたい、という思いで書いています。
そのために役立つ知識や、
感情を静める具体的な方法を提供していきます。
皆さんのお役に立てば幸いです。
今回のテーマは「うつ予防のポイント」です。
うつになるとき、さまざまな要因が重なっています。
外的ストレス、先天的気質、心理的要因…
今回は心理的要因に絞って考えていきます。
うつのリスクが高くなるのは、自分に厳しい人自分に対して否定的な人です。
自分に対して「これだけは譲れない」という基準があります。
それも絶対的な。
そのため、常にプレッシャーを感じています。
自分で自分にプレッシャーをかけ続けます。
いつも焦ってしまい、イライラしがちです。
知らず知らず頑張ってしまいます。
他の人から「自分に厳しい人」とみなされていることが多いですが、
自分では「まだまだ甘い」と感じています。
でも本当に自分に甘い人は「自分は甘い」とは感じません。
「自分は甘い」と責めている、自分に厳しい人なのです。
うつのリスクが高い人は下記のようなサイクルが回っていることが多いです。
絶対的な基準→「○○すべき思考」→焦る→頑張る→うまくいかない→
自分を責める→もっと頑張る→空回り→さらに責める→ひどく落ち込む→回復してくる→
このサイクルが周り続けると、自分にプレッシャーをかけ続け、焦りと落ち込みを繰り返すことになります。
これはとても心や身体を疲弊させます。
やがて携帯のバッテリーがなくなったときと同じようになります。
身体が動かなくなり、頭も回らない。
これがうつです。
うつを予防するには、このサイクルを断ち切ることが必要です。
それには次のような介入が必要です。
自分への批判を和らげる。
自分自身を肯定する。
過剰な行動をコントロールし、無理をしない。
うつのサイクルが止まり自分を大事にし始めると、うつのリスクは小さくなり体調が戻ってきます。
頭も回るようになり、意欲、記憶力も蘇ってきます。
うつのサイクルが始まったばかりであれば、セルフコントロールで食い止めることは十分可能です。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。