私のトラウマ体験

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こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

誰にでも
怖かった経験はあるかと思います。

その衝撃が大きいと
ダメージが尾をひくこともあります。

私にもとても怖かったことが
あります。

そのひとつは
タイのバンコクに行ったときのこと。

空港に到着し、
ホテルのエレベーターに乗ったところ、
3人の男性が
ドアが閉まる直前に乗り込んできました。

今思うと明らかに観光客ではないし、
現地の人でもありません。

でもその時私は、
タイに到着したばかりで
浮かれ気分。

そして宿泊する階にエレベータが着き、
降りようとしたところ、
エレベーターにいた男性に、
強く引っ張られたのです。

強引に振り切り、
何とかエレベーターを降りました。

私の場合恐怖は、
直後より部屋に入ってから、
急に出てきました。

状況を振り返り、
あのままエレベーターに引き戻されていたら、
密室の中に3人の男と自分だけ。

状況次第では、
今頃自分はどうなっていたかわからない。

もしかしたら、
命の危険すらあったかも・・・

と思ったとたんに、
猛烈な恐怖に圧倒され、
その日は部屋から一日出れませんでした。

ルームサービスの人すら、
信じられない心理状態でした。

あの時を振り返ると、
恐怖のピークはエレベーターで男性に
引っ張られていたときではありません。

部屋に入ってから、それに対し
自分なりの意味づけをしたとき。

恐怖はマックス。
まさにトラウマ体験でした。

そしてトラウマは、出来事そのものと、
それに対する意味づけがミックスされたものだと、
身をもって理解しました。

カウンセリングでトラウマを扱う場合、
慎重になる必要があります。

その恐怖に触れる準備が
出来ているかどうか。

出来ていないと判断される場合、
無理をさせてはいけません。

まずは安全感を感じられる穏やかな方法で、
感情を鎮めていきます。

すると心や身体が
徐々に安定してきます。

その過程に数セッションかける
必要があることも。

それだけで楽になることもありますし、
意味づけを変えるアプローチが
必要なときもあります。

またクライエントさんに、
トラウマを見つめる力があるときは、
その場面を再現し
ピンポイントで感情解放する
アプローチもあります。

いずれにしても大きなトラウマは、
静観していてもあまり変わりません。

何かのきっかけで苦しい思いが
甦るケースが多いです。

そんな時はトラウマの扱いに長けた
専門家に相談することをお勧めします。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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