ネガティブになるクセをやめる
こんにちは、高牟禮（たかむれ）です。
このメルマガは、
皆様に心穏やかに暮らしていただきたい、という思いで書いています。
そのために役立つ知識や、
感情をコントロール方法を提供していきます。
このメルマガを読み、書いてあることを実践していくと
ネガティブな感情が減り、心穏やかになっていくことでしょう。
それでは、今回のメインコンテンツです。
私はこのメルマガに加えて、ブログもやっています。
こちらのほうは、ほぼ毎日更新しています。
ここ一週間で一番アクセスを集めたのはこちらです。
ネガティブになるクセをやめるには１
http://ameblo.jp/rinsyo-eft/entry-10860781642.html
この記事で書いた内容は、
「感情をコントロールする」、「心穏やかになる」
という、このメルマガの目的にとっても、とても大事なステップです。
今回はこのステップについて、
より詳しく掘り下げてお伝えします。
ちなみに「ネガティブになるクセ」ってなんでしょう。
それは、現実の出来事に対する、私たちの心の反応なんです。
これを図式化すると
出来事 → 心の反応
という感じです。
本当は、現実の出来事と心の反応は別の現象。
出来事というのは現実的なこと。
心の反応というのは主観的なこと。
でも私たちは、以外とあいまいなんです。
例えば伝言ゲームってありますよね。
一人ずつ順番にある言葉を伝えていきます。
これやってみると、最初の人が言った言葉が、最後の人に伝わるときには、
全然違う内容になったりします。
何が起きているかと言いますと、一人が次の人に伝えるときに、
それぞれ自分の心の反応を付け加えて、次の人に伝えます。
最終的に、最初の言葉と似ても似つかぬものになってしまう、
ということなんですよね。
うわさ話も似たようなもので、現実の出来事が、どんどん変形して
全く違う話になって広がっていく。
うわさ話って、当てになりません。
こういった現象は、心の反応を現実とみなしてしまうからです。
今は、グループの例を挙げましたけれども、
これは一人の時にも起きているんです。
ですから、人が何かを語ったとき、それは本当の現実ではありません。
実際の現実と、
それに対する心の反応が混ざり合って言葉になっている。
でも、その人は「現実だ」と思っている、ということなんです。
これは私も含めてということですけど、
現実とこころの中の反応というものが区別が付かず、
混ざり合っている、ということになります。
だから「感情のコントロール」という話を聞いても、「でも現実は変わらないから」
という反応って結構多いです。
でも、以外とそうでもないんですよね。
自分自身が現実だと思っていることの中に、
かなり心の反応が混ざっている。
例えば、あることでしょっちゅうネガティブになっているとします。
もしかしたら「現実の出来事」だけではなく、
それに対する「心の反応」が付け加わわっているかもしれない。
その結果、すごくつらくなっている可能性があります。
でも、これを認めるというのは、ある種つらいです。
自分が変わると楽になる。
これはある種、負担になる話かもしれません。
むしろ、あの出来事のせいでつらい。
だから自分はつらいんだ。
そんなふうに外に原因を持ってくるほうが楽なんです。
でも、全てを外の状況のせいにすると、一時的には楽なんですけれども、
自分の心の状態は全て外の状況次第ということになります。
自分でコントロールすることができず、
いつも外の状況におびえ、自信がない状態に陥ってしまいます。
いろんな出来事に対して、ある程度心の状態をコントロールができたら、
自信になります。
心穏やかになり、色んな行動ができるようになります。
そのための必要なのは、まずは一緒くたになっている
現実と心の反応を分けていく。
区別していくことです。
これができると、つらさが減ってくる人が多いです。
カウンセリングの現場で実感しています。
「心のクセを改善しましょう」とか「修正しましょう」とか
「ポジティブに切り替えましょう」とか、いろいろあります。
でも、そういったテクニックは、出来事と心の反応の区別ができることが
暗黙の内に前提になっています。
でも、そこまでやらなくでも、区別だけでもできると随分違います。
私はカウンセリングでも、精神科でやっている講座でも、
ここを一番強調してお伝えしています。
出来事と心の反応を区別する一番シンプルな方法は、
最初にご紹介したブログの記事に書きました。
http://ameblo.jp/rinsyo-eft/entry-10860781642.html
まずは、試してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
