葛藤のプラス面を理解しよう

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

葛藤と聞くと、

「いいことひとつもない」

「ただ苦しいだけだ」

という印象を持つかもしれません。

もちろん葛藤が、
あまりにも苦しいとか、
長く続くのがいいとは思いません。

しかし必ずしも、
葛藤はマイナスというわけではありません。

むしろ葛藤がない状態というのは
うつとかパニックの回復において、
結構危険なことがあります。

要は、全然検討ができなくなっているというか、
ある種判断停止状態と言えます。

パッと決めてばっと行動することを、
やってしまいがちになります。

これはほとんどの場合、
オーバーペースの行動で、
かえって調子を崩すことになります。

ですからある行動をするかしないか、
色んな考えで迷い混乱するというのは、
ある意味心の力がついてきた証拠なんです。

心の力がないと葛藤できないので
一つのことバーッと行動してしまいます。

これは一見良さそうなんですけども、
方向性とか、自分の体力で可能かどうか等、
ほとんど検討せずに行動しますから
危険なんですね。

何か行動を起こす前には、
何らかのシミュレーションをし、
妥当性を吟味してから行動するのがいいんです。

いろいろ迷うというのは、
無鉄砲なことをするよりは、
はるかにいいんですね。

そういうわけで、
葛藤というのは必ずしも悪いものではない。

むしろ無鉄砲な行動を防いでくれますし、
多角的総合的に見て妥当な行動につながってきますから、
流れとしてはいいことを知っていただければと思います。

ご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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