“本当の自分”を見つけるには

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

「いつも、人の期待に応えてばかりです」

「みんなといて、浮かないように気をつけています」

「自分がわかりません」

カウンセリングで、
こういった訴えを聞くことが多いです。

そして、

「本当の自分を見つけたいです」

と切実におっしゃいます。

この「本当の自分」とは何でしょうか?

これを考える際、
「本当の自分」の反対を考えてみましょう。

それは「仮面としての自分」、
ペルソナとも呼ばれています。

多くの人はペルソナを、
煩わしいと感じています。

そしてペルソナを脱ぎ捨て、
素顔の自分になろうとします。

それは確かに開放感をもたらしてくれます。
ただし、一時的なものに終わりがちです。

かえって生きづらく
なってしまうこともあります。

周りにとって適切なペルソナをつけていると、
周りと調和しやすいのは確かです。

それを不自由と感じ、
ペルソナをかなぐり捨てると開放感と同時に
周りとの葛藤が増えます。

そして「周りに合わせる」と「自分らしくなる」
の間を行ったり来たりします。

これは一見自由のようでいて、
同じところをグルグル回っているだけです。

ペルソナを嫌い、
かなぐり捨てるのとは別の道筋があります。

それはペルソナを洗練させたり、
ヴァリエーションを増やしたりすることです。

一見、ますます不自由になっていくように思えますが、
実際は逆です。

様々なペルソナを使いこなす、
より次元の高い自分が育ってくるからです。

この新しい自分は、
複数のペルソナを使いこなすこともできるし、
ペルソナをまとわないことを選ぶこともできます。

より自由な自分です。

「本当の自分」を見つけるには、
単にペルソナをかなぐり捨てる、
という道筋の先にはありません。

一見逆に思える、
複数のペルソナを育て使いこなせるようになる、
という道筋の先にあります。

手間暇をかける必要はありますが、
より自由になるには後者の道筋をお勧めします。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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