自覚していない感情に気づき解放すると、身体の芯からリラックスする

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カウンセリングをしていると、
始めたばかりの頃、
切羽詰まった話し方をされている方が多いです。

しかし丁寧に話を聞いていくことで、
かなりほぐれてきます。

自分の思いや気持ちを言語化することは、
心の自然治癒力を促し、
より楽な方向にシフトさせます。

しかし多くの場合、
それだけでは限界があります。

心の奥深くに、
ある種の張り詰めた感じ、
引っかかっている感じが
残ってしまうことがあります。

それらの多くは
慢性的なものでです。

そんな時、感情が残り続け、
身体に蓄積しているのです。

これらの感情は、
怒り、悲しみ等、
気持ちとして明確に
感じとは限りません。

身体の違和感
という形で出てくることが多いです。

この違和感は、慢性的なものになると、
自分にとって空気のようなもので、
当たり前になり、知らない間に意識から
排除してしまっています。

自分の意識の
周辺に追いやっているのです。

これらの感情を
解消するには、
まずは意識化する必要があります。

意識化さえできれば、
何とかなります。

この意識化で一般的に知られているのは、
目を閉じ、自分の身体を丁寧に
調べていく方法です。

しかし私の経験では、この方法だと、
パートナーに誘導してもらうと、
比較的うまくいくのですが、
ひとりだと難しいケースが多いです。

でもひとりでも、
ちょっとした工夫を加えることで、
普段気づきもしない感情に気づき、
浮上させることができます。

それは拳を握って、
身体の各部をスキャンし、
身体の反応を確かめるやり方です。

このやり方は、
私が開発しているオリジナルメソッドの一部で、
セッションの現場で使っていますし、
日々のセルフケアでも重宝しています。

この方法は、
とても簡単でありながら、
意識だけではキャッチできない、
身体に蓄積した感情を浮上させてくれます。

握り拳を身体に近づけ、
感情が浮上してくると、
つっぱり、塊、もやもやといった、
ある種の違和感となって出てきます。

ここまでくれば、
これらの感情は
解放できたも同然です。

浮上してきた感情に、
適度な距離を保って見つめる状態を
キープできれば、
どんどん解放されていきます。

身体がリラックスし、
あくびも出てきます。

セッション中に眠ってしまうことも
少なくありません。

こういった身体の芯からのリラックスは独特で、
物理的にほぐすだけでは
なかなか得られないものです。

身体に蓄積した感情が、
いかに身体を緊張させ、
気持ちの余裕を奪っていたか、
解放されて初めてわかります。

こういったメンテナンスを
日々行うと、
気分や体調がガラリと変わります。

良い気分の時間が増え、
自然な前向き思考になってきます。

行動範囲も広がります。

無理をしがちだった人は、
自分の気持ちや体調への気づきが増すことで、
無理をしなくなります。

無理をしていると
自覚症状が出てくるからです。

当然うつ等の予防にも
つながります。

こういったメリットがありますので、
カウンセリングでは、
自分への気づきを増やすことを
重視しています。

今回紹介した、
普段気づかない感情、
身体に蓄積した感情を浮上させ、
解消する方法。

毎月開催している
「折れない心を育てるセルフケア講座」
でお伝えしています。

日々実践することで、
生活の質を高め、
うつ等の予防にも役立ちます。

ご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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