自分を見つめる

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

このメルマガは、
皆様に心穏やかに暮らしていただきたい、という思いで書いています。

そのために役立つ知識や、
具体的なコントロールする方法を提供していきます。

皆さんのお役に立てば幸いです。

今回のテーマは「自分を見つめる」です。
自分を変えるためには自分を見つめることが大切…

よく言われることですよね。
でも、なぜそれが必要なのか。

自分を見つめると、どのような過程を経て何が変わっていくのか。
そもそも、どうすれば自分を見つめることができるのか。

意外に知られていないように思います。

このテーマを考えるとき、そもそも「自分とは何か」という問題につきあたります。
まずは心理学的に考えてみます。

例えば「私、疲れてる」と言うとき、身体の感覚である疲れと自分がイコールになっています。
これは身体としての自分のモードです。

「私は悲しい」と言うとき、感情である悲しみと自分がイコールになっています。
感情としての自分のモードです。

「私こう思う」と言うとき、考えと自分がイコールになっています。
考えとしての自分のモードです。

このように身体の感覚、感情、考えと少なくても3つの自分のモードがあります。

加えて、これらに気づいている自分、観察している自分がいます。
それは身体の感覚でも、感情でも、考えでもありません。

この自分、観察している自分を「観る自分」と呼ぶことにします。
この自分は、身体の感覚としての自分、感情としての自分、考えとしての自分のモードとは別格です。

上位レベルの自分と言えるかもしれません。

この「観る自分」がないと
感覚に振り回されたり、感情に振り回されたり、狭い考えに振り回されたりします。

状況的に追い詰められたり、お酒を飲み過ぎたりするとなりがちです。
「観る自分」が機能すると、より下位の自分に振り回されることも少なくなります。

同じパターンによる堂々巡りに気づき、抜け出すことができるようになります。
自分の反応や思考のパターンを観察し、検討することができるからです。

また自分の感覚、感情、思考を受容し、ねぎらうこともできます。

まるでカウンセラーのようです。
実際、内なるカウンセラーと呼ばれることもあります。

心理療法では、「観る自分」つまり内なるカウンセラーを、
どうやってクライエントさんの心の中に育てていくかは、最重要課題のひとつです。

自分の感覚、感情、思考に飲み込まれない自分ができてくると、何より心が安定するからです。

EFTは、そのネーミングから感情解放のツールというイメージが強いですが、
「観る自分」を強化したり育てることにも非常に向いています。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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