自分が何をしたいのか、わかりません

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

「自分が何をしたいのか」

「何をやりたいのか」

「でもわからない」

という悩みがあるとき、
その多くは、

「自分らしさ」

を発揮できるものを見つけたい
でもわからない、
というテーマがあります。

もしここが堂々巡りするならば、
いきなり答えを見つけようとするのは、
かえって遠回りです。

「自分らしい」
ことを見つけやっていくのは、
その背後に「自立」のテーマがあります。

これは経済的、あるいは環境的なものではなく、
精神的な「自立」のことです。

もしそれが不十分なままであれば、
「自分らしさ」は、
なかなか見えてきません。

そんな時は「自立」を促すために、
より基本的な欲求を満たすことが、
役に立ちます。

まず食欲、性欲等の、
生理的欲求。

例えば自分が「おいしい」と
喜びが持てるものを食べるようにする。

じっくり味わうことは役に立ちます。

安全欲求。

自分は大丈夫。
何かあっても非難できる、
安全地帯を持っている。

そんな実感を持てるような
精神的、物理的環境を整える。

それはとても助けになります。

所属の欲求。

自分は人とつながっていて、
ちゃんと居場所がある。

いろんな交友関係で
「浮いている」と感じることがあったとしても、
「ここなら居てもいい」と
実感できる繋がりを持つようにする。

すると、何かあっても
力を取り戻せるようになります。

承認欲求。

自分がやっていることを、
ちゃんと認めてくれる人がいる。

適切に評価されている
実感を持てている。

それは「自信」が育まれ、
精神的な「自立」が一段と促されていく。

このように「自分らしさ」を追求する以前に、
より基本的な欲求があり、
それらが適度に満たす必要があります。

そこが不足し、
精神的「自立」が不十分なままでは、
納得感のある、やりたいことを
見つけることは困難です。

いつも「何か違う」「どこか違う」
と思うばかりで
手応えを感じられない
人生になってしまいます。

まずはそれ以前の欲求を満たし、
心を立て直しましょう。

その際、注意点があります。

それは欲求の
バランスを取ることです。

基本的な欲求を、適切に満たすのは
「自立」を促し、
納得感のあるやりたいことを見つける、
後押しになります。

ただそれが、アディクションになっていると、
いくら手に入れても満たされません。

それこそ何をやっても、
ただ空しいだけ。

刹那的な快感だけが
唯一空しさを忘れ去れてくれる。

というパターンに
陥りがちです。

ここから一人で抜け出すのは、
大きな困難を伴います。

カウンセラー等の専門家の力を借り、
心のバランスを取り直す
取り組みが助けになります。

ご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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