心の痛みへのアプローチは2つある

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

心の痛みへのアプローチは、
大きく分けると2つあるように思います。

1.痛みのメッセージを探る

2.とにかく痛みを減らす

多くのセラピーは1を追求しているように
思います。

これは確かに有益なアプローチ。

痛みのメッセージを探ることで、
様々な気づきや学びが得られます。

そのため痛みは再発しにくいし、
思考や行動のパターンも変わっていきます。

痛みを通して、
心が変容していくアプローチですね。

ただこのアプローチは、
大きすぎる苦痛には、
向かないところがあります。

痛みが強すぎると、
気づきや学びどころではありません。

当然変容は起きないし、
苦痛に向き合いすぎ、
かえって調子が悪くなることすらあります。

そんなとき2番目の、
とにかく痛みを減らすアプローチは、
助けになります。

まずは楽になり、
心に余裕をもたらしてくれるから。

ただこれだけだと、
気づきや学びは起こりにくい。

すると痛みも再発しやすいし、
同じような状況で、
また行き詰まってしまうことも多いでしょうね。

つまりそれぞれ
一長一短。

であれば、
それぞれのいいとこ取りをすればいいと
私は思います。

実際カウンセリングの現場では、
そのようにアプローチを切り替えています。

クライエントさんが、
痛みに対して向き合う余力が持てるなら、
そのメッセージを探っていきます。

過去を掘り下げたり、
感情と対話したりしながら。

でもその苦痛が大きすぎるなら、
まずは楽にすることに専念。

その結果、心にゆとりが生まれたら、
今度は気づきのアプローチにシフト。

つまりこの2つのアプローチは、
どちらかが正しいとか、
間違っているとか、
そういうものではありません。

補い合うことで、
より良いセラピーが提供できるようになる。

そういうものだと思います。

私が開発したエモーショナル・リ*バース・セラピーにも、
この2つのアプローチが入っています。

今は差別化ポイントとして
2番目の苦痛を楽にする側面を
強調してお伝えしていますけど。

実は1番目のアプローチも
得意としています。

なぜなら、最初に苦痛を軽くできるので、
1番目のアプローチに無理なく入っていけるから。

より小さな負担で、
痛みのメッセージを探ることができます。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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