切れやすい性格を直したいです

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
 
人前でつい切れてしまう。
 
これは自分にとっても、
損なことですよね。
 
 
 
少しはメリットも
あるかもしれません。
  
相手によっては、
自分の言い分が通りやすいこともあります。
 
ただ多くの場合、
相手との関係は悪化するし、
自分も後味が良くない。
 
 
 
この切れるという現象、
大脳生理学的に説明することもできます。
 
脳はおおまかに言って、
三層構造で成り立っています。
 
 
 
一番表面にあるのが大脳新皮質。

理性を司っているところ。
 
人間脳とも呼ばれています。
 
 
 
次に辺縁系、
喜怒哀楽と関係があります。
 
哺乳類脳ですね。
 
 
 
そして脳幹。
 
より原初的で
未分化な感情の部分。
 
爬虫類脳とも、
呼ばれています。
 
 
 
人が切れるとき、
人間脳の活動が、
他の脳と比べて相対的に低下しています。
 
すると哺乳類脳や、
爬虫類脳の活動を抑えられません。
 
 
 
多くの場合、
この怒りを減らそうと考えがち。
 
しかしそれは困難なこと。
 
なぜならとっさの時、
哺乳類脳や爬虫類脳がハイジャックしているので、
怒りを減らそうという
人間脳的な発想は出にくいです。
 
 
 
だから体質として、
人間脳の力を高めることが、
とても大切。
 
人間脳の力が高まれば、
哺乳類脳や、爬虫類脳の暴走を、
食い止められます。
 
 
 
すると切れるところまで
行くことは激減します。
 
もちろん怒りはゼロにはなりませんが、
圧倒されることが減ります。
 
 
 
すると怒りを感じつつも、
理性もなくさずに済む。
 
それは長期的に考えて、
自分にとって損となる言動が
減らせます。
 
さらに余裕が出てくれば、
自分にとっても相手にとっても、
損になる行動をなくし、
折り合いをつけられるようになる。
 
 
 
これは考え方どうこうで
変えられるものではありません。
 
脳内の力関係の
問題だからです。
 
 
 
ではどうやって、
人間脳の力を高めていくのか。
 
それは集中力を
高めることです。
 
 
 
人が切れるとき、
集中力が散漫になっています。
 
ある種油断のない、
細やかな観察力を保てると、
怒りにとらわれることがありません。
 
冷静に眺め、
柔軟性があります。
 
 
 
実践しやすい方法としては、
単純作業を繰り返し行うのが
オススメ。
 
例えばイチロー選手は、
試合が終わった後、
自分のグラブを長時間、
入念に手入れするそうです。
 
 
 
注意深さが、
磨かれますね。
 
ある種の儀式。
 
 
 
瞑想に近いです。
 
それはまさに、
人間脳が機能している時の、
心の状態。
 
 
 
この辺は、私にとっても
非常に興味がある領域。
 
人間脳の力を高めることができれば、
怒りに限らず、
多くのメンタル不調が
軽くなるからです。
 
参考になれば幸いです。
 
 
  
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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