うつ病の治療をしてもなかなか治らないとき、双極性障害ということもあります

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

動画でご覧になりたい方は、
下記アドレスからご覧ください。
https://youtu.be/d6MgzC1G5PQ

上記の動画を活字にし、
大幅に加筆したものが下記にあります。

よろしければ
お読みください。

うつ病の治療をしていて、
「なかなか治らないな」と思っていた方が、
実は双極性障害だったということはよくあります。

うつ病と双極性障害は、
必要なアプローチが全然異なります。

だから間違えると、
回復は難しいです。

うつ病は気分が落ちているので、
その底上げが目標。

そして双極性障害は、
気分が上がったり下がったりが
激しいのが特徴。

だから気分を上げていくアプローチは、
逆効果です。

なぜなら気分を上げていくと、
下がる原因になるからです。

波がさらに
激しくなるだけです。

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双極性障害の場合は、
気分を上げるのではなく、
波の振幅を小さくしていくことが必要。

より穏やかなっていくのが
目標になります。

このようにうつ病とは、
アプローチが全く違います。

でも誤診も多いと、
言われています。

なぜなら双極性障害の人は、
躁状態の時に、
問題意識はありません。

むしろ本人的には、
調子がいいと感じています。

でもうつ状態になったとき、
とても苦しみを感じます。

このタイミングでメンタルクリニック等に行くと、
うつ病と見分けがつきません。

うつ病か双極性障害の違いを見分けるには、
ある程度の期間、
経過を観察する必要があります。

でも実際は、うつ病と診断され
そういった薬が出てしまうことも。

気分の底上げを
サポートする薬である抗鬱剤。

それは気分の上がりすぎを
招きます。

気分が上がりすぎ、
そのあと酷い落ち込みがあります。

双極性障害で大切なのは、
気分の振幅を小さくすること。

薬的には気分安定薬が
用いられることが多いです。

うつ病と双極性障害。

この見極めは、
経過を観察しないとわかりません。

それは医療機関より、
いつもそばにいる家族や、
友人たちの方がわかっていたりします。

テンションが高い時は、
元気が良すぎて圧倒される。

すごく行動的。

時として振り回されると
感じるほどの。

でもテンションが落ちる時期になると、
ぱたっと連絡が途絶える。

メールをしても、
返信がない。

ハイテンションの時期は、
一回メールすると
何通も返事が来たり電話がかかってきたり。

コミュニケーションも、
すごく活発。

この波がとても激しい。

こういったことは、
周りの人間が
一番よくわかっているものです。

もし身近にうつ病の治療を受けているのに、
回復が思わしくない方がおられるとしたら、
医療機関でどのように診断されているか、
確認してみた方がいいかもしれませんね。

私も仕事がら、
こういった方々のカウンセリングをすることは
多々あります。

そして多くはメンタルクリニックと
併用されています。

もし双極性障害の可能性が高いのに、
クリニックではうつ病の治療を
受けていることがわかったら、
双極と思える言動を医師に報告し、
相談することをお勧めしています。

するとずいぶん流れが
変わります。

このように双極性障害は、
周りの人間の協力が、
決め手になることが多いです。

ご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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