うつ病と双極性障害はアプローチが異なります

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
 
うつ病というのはざっくり言いますと、
気分が落ちている時間が長い症状のことです。

双極性障害は、
落ち込みもありますが、
激しく上がったり下がったりが特徴です。

ただ心療内科やカウンセリングにかかるのは、
落ち込んでいるときが多いと言われています。

落ち込みに関しては自覚症状、
問題意識があるんですね。

そして短い時間の診察ですと、
見落とすケースもあると言われています。

実際NHKの特集で、
この問題が取り上げられたこともありました。

うつ病の場合、薬でしたら抗うつ剤。
気分を底上げするものが選ばれます。

ところが双極性障害で、
気分が上がったり下がったりする症状です。

それなのに抗うつ剤、
気分を底上げする薬が出てしまいますと、
気分が上がりすぎ、
その後ひどく落ち込む原因になるんですね。

逆効果です。

カウンセリング的な対応でも、
徐々に行動力を上げていく方向で
支援するのはうつ病であれば良いです。

しかし双極性障害なのに
行動力のアップだけをサポートすると、
ある種抗うつ剤を処方したのと同じで、
逆効果なんですね。

これはご自身で
メンタルの問題に取り組むときもそうです。

多くの場合、気分が上がり
行動ができるようになることにフォーカスしがちです。

うつ病の場合は
ペース配分さえ
気をつければその方針でいいですが、
双極性障害の場合は逆効果です。

気分を上げすぎない。
行動を自重する。
という方針が必要です。

このようにうつ病と、
双極性障害は大きな違いがあり、
アプローチもまるで違います。

しかし、
意外と知られていないようです。

この辺を踏まえながら、
必要に応じて専門家の判断を仰ぎながら
対応していくことをお勧めします。

ご参考になれば幸いです。
 
 
  
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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