カウンセリングに必要なのは総合力

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

カウンセリングで提供しているもの。
それはさまざまです。

何かひとつの要素だけ提供するのは、
カウンセリングとは言えません。

例えば傾聴。

クライエントさんの語っていることを深く理解し、
寄り添っていく。

とても大切な要素です。

でも、それだけでは十分ではありません。
主訴の内容にもよりますが、それに対応する技術や理論が必要です。

例えば、トラウマ。
過去の記憶が頻繁に蘇り、今に大きな影響を与えているとします。

もちろんケースバイケースですが、
私ならEFTを用いる可能性が高いです。

多くの場合、短時間で記憶からマイナス感情が切り離され、
思い出しても感情が蘇らない、
あるいは記憶の印象すら薄くなり思い出せなくなっていきます。

過去の記憶が、今に影響を与えなくなるのです。

あるいはパニック発作。
私ならパニック用の認知行動療法の手順を導入することが多いです。

他に併発がなければ多くの場合、
8〜10回位のセッションで解消することが知られているからです。

実際、そのような経過をたどることが多いです。

EFTを補助的に使うことはあっても、
メインではありません。

その方がクライエントさんの満足度が高くなるからです。

こういったケースでカウンセラーに求められるのは、
単なる経験でも、直感でもなく、
適切な理論や方法を知っていること。

セッションを行う以前に、
柔軟に学ぶ姿勢を持っていることです。

ひとつの理論、技法だけでセッションすると、
中々結果につながりません。

複数の理論、技法を知っていること身につけていても、
場当たり的に適応しても、やはり結果につながりません。

大切なのはクライエントさんの主訴を的確につかむこと。
そして、その主訴に適した理論、技法を的確に選ぶ力です。

メンタルの症状や主訴の多様化、複雑化が進む今日、
カウンセラーはさまざまな理論や技法を身につけ、統合的な視点から活用することを求められているように思います。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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