マイナス化思考を和らげ、自分を肯定する

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

前向きに考えることは、
基本いいことと思います。

前向きに、建設的に考えた方が
物事は進みます。

でもそうは簡単に
いかないことも多いですよね。

それは前向きに考えようとしても、
それを打ち消すマイナスの考えが
勝手に出てきてしまうから。

しかもコントロールが
効かない。

自分でネガティブを止めることができない。

これはマイナス化思考と
呼ばれる現象です。

このようなことが、
起きる理由はなんでしょうか?

私たちは意識的に
考えることができます。

でも同時に自動的に
考えてしまう現象もあります。

だから意識的に前向きに考えたとしても、
自動的にそれを打ち消す、
マイナス思考が出てきたら。

結局プラスマイナスゼロになったり、
マイナスの方が強くなってしまうことすらあります。

この自動的に打ち消す思考を、
認知行動療法では
マイナス化思考と呼んでいます。

このマイナス化思考があると、
どんなに前向き思考になろうとしても、
同じ力でマイナス方向の力が働きます。

それは車に例えると、
アクセルを深く踏み込んでも同時にフルブレーキをかけるので、
一向に前向きに進みません。

にもかかわらずガソリンは
大量に消費されますよね。

人間であれば、
成果は上がらないのに、
ただただ疲れてしまいます。

この悪循環から抜け出すには、
どうすればいいでしょうか?

まずは勝手に出てくる、
無意識的なマイナス思考に
気づけるようになることが大切。

無意識的な思考に、
意識的になることですね。

さらに自分の思考を吟味し、
時として疑問を持てるようになることが大切です。

しかしそれは、
ひとりでは難しいこともあります。

自分の思考のクセを見つけることは。

そんな時、
まずは自分のプラス要素を見つけ、
自分にインプットする方法が有効です。

ただマイナス化思考があるので、
自分のプラスを見つけることは
当然難しいことが多いですね。

「プラス要素はないかな?」と問いかけても、
「何もない」という答えしか出てきません。

それは本当にないのではなく、
「ない」と考えてしまうのです。

そんな時は、
でっちあげるつもりで
自分のプラスを出します。

ただそれは、
自分でも疑わしいと思っているものです。

だからただ自分に言うと、
拒絶反応が出ることが多いです。

うそっぽいとか、
バカバカしいとか。

これがマイナス化思考です。

このマイナス化思考が出てこないように、
ひと工夫する必要があります。

例えば「少し」という枕言葉をつけて
自分に言ってみましょう。

「少し◯◯というところがあるなあ」
といった感じに。

このやり方は、自分のプラス要素を、
マイナス化思考をかいぐり、
自分にインプットしていくひとつの方法です。

コツコツ続けていると、
少しずつプラス思考が馴染んできます。

マイナス化思考が和らいできます。

その結果、他のプラス要素を認められるようになり、
自己肯定感も高まります。

よろしければお試し下さい。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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