「怒り」と「悲しみ」の関係とは

 
 
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

「怒り」、そして悲しみは、
一見別の感情のように思えます。

でも実際は、
非常に密接な関係であることが多いです。

感情に、「浅い」「深い」というのがあるんですけれど、
比較的表面にあるのが「怒り」です。

その奥にあるのが「悲しみ」。
そういった位置関係にあります。

よく怒りっぽい方、
いらっしゃいますよね。

その怒りを理由を聞いてみると、もっともですけど
カウンセリングで深く聞いていくと、
段々落ち込んできたり、悲しい状態になることが多いです。

結局のところ怒りの原因は、

「尊重してもらえなかった」

「わかってもらえなかった」

等に対する悲しみ、落胆が、
本当は奥にあります。

でもそれを感じると、
まいってしまうので、
つっぱってしまうんですね。

すると矛先が外側になってしまって、
それが無理ながんばりになることもあるんですけど、
時として「期待していた当事者」に対し、
激しい怒りが向きます。

ですから当事者のことをぼろくそに言っていても、
突き詰めると好きなんですね。

あるいは大きな期待を持っているんです。

それが裏切られたことに対する
落ち込みや悲しみに耐えられないので、
「怒り」や「攻撃」になるんです。

ですから「悲しみ」や「落ち込み」は
悪者のように思うかもしれませんが、
「怒り」を感じているよりはずっと良い状態ですね。

より「本当の自分」に近いです。

ですから「怒り」を感じたときは、

「その奥に何があるのかな」

「何に対する悲しみなのかな」

と問いかけてみると良いでしょう。

「悲しみ」は何かが得られなかった、
もしくは失ってしまったときの感情です。

そこに意識を向けてしっかりと味わう。
丁寧につきあう。

これが「悲しみ」そして表面にある「怒り」
のバランスが取れ
より良い状態になるルートになります。

ご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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