過度な原因追及は、うつやパニックの回復を遅らせる

 
 
こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

うつ、パニック等、何か症状があるとき、
ある程度の原因究明は大切です。

例えば過度なストレスが職場でかかっていて、
それが原因で症状が出ているのが明らかであれば、
その影響を減らすための対処は不可欠です。

ただ原因追及は過度なものになりがちです。

自分の過去の生い立ち、
あるいは今や変えようがないこと等を、
原因追及でフォーカスしすぎると、

「自分はダメなんだ」

「もうどうしようもないんだ」

といった意識を、
かえって強めてしまいます。

自己否定や無力感が強くなってくると、
それに伴いうつやパニックは、
悪化する可能性が高いです。

なぜならば自信がなくなると、
不安も強くなりますし、
落ち込みも強くなります。

改善の余地があることに関しての原因追及は、
適度にフォーカスし対処することは大切です。

ただひとりだと、
解決のため全ての原因を
見つけなければいけない。

となりがちです。

それは過度な原因追及につながり、
自分自身を追い詰め、
絶望的になりかねません。

原因追及は、
ある程度は必要。

ただそれが全てではないことを、
どこかで意識していただけたらと思います。

それに加えて具体的な、
行動やアクションも解決に役立ちます。

このようにメンタルの回復のためには、
いろんな項目に取り組んでいく必要があります。

ところが得てして、
とにかく原因を見つけないといけない、
解明しないといけない、
という意識になりやすいです。

解決に向けて原因にとりくむ割合を、
今よりも減らし、
それ以外の項目にも力を入れる。

といったように、
バランスを取っていくことが、
スムースな回復につながります。

ご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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