不快感を与えているのではと不安になり、緊張します

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

カウンセリングの中で、
人間関係のストレスがテーマになることがあります。

具体的に人間関係がこじれているケースもありますが最近は多いのは、
具体的なやりとりで何も問題はないけれど、
精神的につらくなるケースです。

具体的に何か言われたわけではないけれど、
「相手に不快感を与えてしまった」と不安になり緊張してしまうのです。

これは認知行動療法では、
「読心術」と呼ばれている思考のクセです。

根拠なく「相手を不快にさせてしまった」「嫌われた」
と思ってしまうのです。

これはちょっとしたきっかけで起きます。

例えば朝、「おはようございます」と声をかけたら
とてもぶっきらぼうな態度だったとします。

すると「昨日、何か気に障ることをしたのかな」
と不安になり原因探しで頭の中がグルグルします。

ところが昼休み、
同じ人に「よっ」と気楽に肩を叩かれ、

「今朝のあの態度は何だったのだろう」

と拍子抜けしたりします。

もしかしたら単に二日酔いで調子が悪かっただけかもしれません。

あるいは夫婦喧嘩をしてから出社し、
機嫌が悪かっただけかもしれません。

「読心術」と呼ばれる思考のクセは、
相手がマイナスの反応があったら「私が何かした」「不快感を与えた」
と条件反射のように思ってしまい、不安と緊張をもたらします。

もしこういった心の傾向に気づいたら、
「これは読心術かもしれない」「根拠はない」
と自分を客観視できるよう意識してみて下さい。

もし不安や緊張の度合いが強く、
人間関係がストレスフルであるならば、
専門家(カウンセラー)の援助を受けるのもひとつの選択肢です。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。


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