摂食障害とEFT

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

今回は摂食障害に対するEFTの取り組みについて書いてみます。

まず大切なのは、EFTの位置づけです。
摂食障害は、ひとつのツールをマニュアル的に用いることで解決できるタイプの症状ではありません。

ツール以前に、多角的なとらえ方とアプローチが必要なのです。

摂食障害の方は、周りにとても気を使います。
無理しています。

基本的に頑張り屋さんです。
そのため、いつもクタクタです。

ゆったり休めたらいいのですが、
なかなかそういう流れにならず、平行線になりがちです。

食事についてもそうです。
体重や体型についてはガードが堅く、話し合いをすることすら憚られる雰囲気があります。

ある種寄せ付けないような強さ、心の固さがあるのです。

私の経験では、この強さ、固さが和らぎはじめると、
解決のプロセスが始まります。

それには時間がかかります。
一般的には数年以上かかると言われています。

EFTが貢献できるのはこの点です。

ある程度の信頼関係が結べ安心感が出てきたら、
自宅でEFTに取り組んでいただくようにしています。

すると、そこから回復のプロセスが加速することも少なくありません。

他人からは体重や体型に対する強いこだわりに見えても、
自分では全く違和感がないのがほとんどです。

そこに気づきが出てきます。
自分に違和感を感じはじめます。

摂食障害のカウンセリングのポイントはここです。
「このこだわりはおかしい」と自分で思えることです。

多くの場合、それは時間がかかります。
EFTは、このプロセスを短縮してくれます。

EFT単体では不十分ですが、
複合的なアプローチと組み合わせることで、セッションの効率を高められます。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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