悩む力が上がると問題解決能力も高まる

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
 
「カウンセリングを受けていると、
以前よりかえって悩むようになってしまいました」
 
とおっしゃる方が
いらっしゃいます。
 
 
 
これは一見、
悪くなったように思うかもしれません。
 
でも悩むのは、
かならずしも悪いことではないんですね。
 
 
 
このようにおっしゃる方の大半は、
そもそも悩むことができなかった
という方が正しいです。
 
何かいやなこと、辛いことがあると、
その気分を一気に変えてしまうような何かを、
行っていたんですね。
 
 
 
例えば過食の形を取ったり、
お酒、タバコ、
あるいは何かに没頭するとか。
 
そして不愉快な気分を
ふっとばす。
 
 
 
これは決して、
いい状態とは言えません。
 
とてもお金がかかったり、
身体にダメージがあることだったり。
 
 
 
それよりは自分の辛さを受け止め、
悩んだままの方が、
健康的なんですね。
 
カウンセリングによって、
苦痛に耐える力が高まってきた。
 
 
 
安易にふっとばさなくなった。
 
その結果、悩めるようになった
とも言えるんです。
 
もちろん最終的にはこの悩みもほぐれ、
楽になっていくのが望ましいです。
 
 
 
苦痛に耐え切れず、
ふっ飛ばしていた人が、
踏みとどまれるようになる。
 
安易な方法で気分は楽になるけど、
金銭的、身体的ダメージになる。
 
 
 
そういった行動に
ブレーキをかけられる。
 
その結果悩んでいる状態に、
留まれる。
 
それは心の回復の第一歩です。
 
 
 
なぜならば、生活をしていると、
不快な経験は避けられません。
 
気分をふっとばす習慣があるままだと、
かなりのリスクが残ります。
 
当然最初は、
何らかの行為で不快な気分を
ふっとばすでしょう。
 
 
 
それでも不快な気分が残れば、
仕事であればすぐに辞める。
 
人間関係は、
すぐに切り捨てる。
 
こういった行動が、
すぐに起こることが予想できます。
 
 
 
でも悩んだまま、
留まれるようになったとしたら、
この流れは変わります。
 
忍耐力が上がっているので、
問題解決のための行動をする
余裕が出てきます。
 
仮にすぐにうまくいかなくても、
試行錯誤を行い解決に導く
忍耐力も出てきます。
 
 
 
カウンセリングと聞くと、
癒やしのイメージが強いかもしれません。
 
もちろんそういった
側面もあります。
 
 
 
でもそれだけでは
ありません。
 
悩みに留まれる力を
上げること。
 
 
 
その結果現実の荒波に立ち向かう、
たくましさを育むこと。
 
それもカウンセリングの、
要素の一つなのです。
 
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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