悩みからの解放

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

このメルマガは、
皆様に心穏やかに暮らしていただきたい、という思いで書いています。

そのために役立つ知識や、
具体的なコントロールする方法を提供していきます。

皆さんのお役に立てば幸いです。

 

今回のテーマは「悩みからの解放」です。

悩みというのは、一見捉えどころがないものです。

でも、ある心のメカニズムが働いていることがわかっています。
それを理解できると、どのように対処すればいいのか方針を立てられるようになります。

悩みには2つのタイプがあります。

一つ目は過去、つまり過ぎ去ったことについての悩み。
もうひとつは未来、これからくることについての悩み。

どちらも小さい悩みであれば、シンプルな方法で解放できます。
それは頭の中で作り出した過去や未来から離れ、現在に立ち戻ることです。

現在に立ち戻る方法はたくさんあります。

自分がいま行っている行為に意識を向ける方法。
周りで起きていることに意識を向ける方法。

たとえば、呼吸に意識を向ける方法は代表的なものです。

ただ呼吸というのは身体の感覚なので、現代人にとって少し馴染みにくいかもしれません。
視覚的な方法がやりやすいと思います。

私がよくやっているのは、時計の秒針を見ながら呼吸する方法です。
その際デジタルでもいいのですが、秒針がある時計の方が雰囲気あって個人的には好きです。

秒針を見ながら3秒かけて息を吸い、3秒かけて息を吐く、というのを繰り返すと、
多くの場合数分以内に深いリラクセーション状態になり、過去や未来にとらわれた悩みから解放されます。

外側に意識を向けるのも効果的です。
例えば最近の認知行動療法で用いられる、レーズンエクササイズというのがあります。

一見何の変哲もないレーズンをまじまじと見つめるのです。
するとレーズンの一粒一粒、全部違っていることがわかります。

大きさ、形、シワの数…

こういった、普段は全く意識しないことを注意深く見つめていると、意識が現在にフォーカスしていきます。
このような状態をマインドフルネスと呼んでいます。

これと反対なのがマインドレス。
過去や未来にとらわれ心ここにあらずという感じで、注意深さに欠けた状態です。

マインドレスな状態だと悩みやすく、マインドフルネスだと悩みから解放されていきます。

イチロー選手は試合の後、自分自身でグラブ等の手入れを一時間以上かけて入念に行うそうです。
試合で失敗したとしても、注意深く手入れすることで現在にフォーカス、そしてマインドフルネスになり、
いい状態を保っているのでしょうね。.

私は、このマインドフルネスの考え方をEFTにも導入しています。
EFTは身体のツボをタッピングしていく療法です。

タッピングするとき、雑に行うのではなく注意深く行うことで効果が高まることがわかりました。

例えば頭のてっぺんをタッピングするとき、そして眉がしらをタッピングするとき。
手の感覚の違いに気づいてもらうようにします。

身体の場所によって固さ、形等、手に伝わってくる感覚が随分違います。
それに気づきながらタッピングしていくのです。

ちょっとしたストレスでしたら、特にフレーズを使わなくてもすぐにマインドフルネス、
そして深いリラクセーション状態になっていきます。

短い時間でストレスや悩みから解放されます。

ただ未来のことについて悩んでいる場合、実際に解決のための行動が必要な場合があります。

また悩みが大きすぎて、現在に立ち戻ろうとしても難しいこともあります。
その状態が長く続いて抜け出せない場合は、専門家の力を借りるも選択肢のひとつです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

・アマゾンランキング「臨床心理学・精神分析部門」「脳・認知症」2部門で1位獲得!
高牟禮(たかむれ)の本"理由のない不安"を一瞬で消す方法(主婦の友社)
⇒ http://amzn.to/2mxV4DO

・心が楽になる~感情チェック&アドバイス(無料) ⇒ http://www.reservestock.jp/page/fast_answer/7

コメントを残す

このページの先頭へ