パニック障害だけど電車に乗れるようになりたいです

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
 
パニック障害、最近はパニック症と
呼ばれている症状。
 
 
 
それはパニック発作に、
予期不安がプラスされた状態です。
 
パニック発作は、
とても激しく苦しいものです。
 
 
 
息を吸っても楽にならず、
ますます苦しくなるので、
「息が吸えない」と感じる方も多いです。
 
そのため頑張って息を吸おうとして、
過呼吸になることも。
 
 
 
動悸も激しいので、
心臓発作と思ってしまう方も。
 
このよう症状が同時に出てきたら、
「死んでしまうのでは」と
思ってしまうのも無理はありません。
 
 
 
これらがパニック発作。
 
加えて「またなったらどうしよう」と
不安になります。
 
そしてパニックになりそうな場面を
避け始めます。
 
 
 
人が多いところ、
「逃げ出せない」「閉じ込められる」
と感じる場所がとても嫌になります。
 
これがパニック障害。
 
 
 
当然電車は
乗れなくなる可能性が高いですね。
 
この症状で困るのは、
不安なものを避ければ避けるほど、
ますます怖くなって
行動範囲が狭まっていくところです。
 
 
 
かと言って、
いきなりチャレンジしても、
かなりの確率で発作が起きてしまいます。
 
実際「二度とごめんだ」と
思ってしまう方も少なくありません。
 
 
 
避けても解決にならないし、
無理なチャレンジは、
さらに恐怖を強めるだけ。
 
 
 
このパニック障害。
 
非常に困難な症状に思えます。
 
 
 
でもストレス性のパニック障害であれば、
8〜10回位カウンセリングを行えば、
概ね解消すると言われています。
 
もちろんどんな療法でも
可能というわけではありません。
 
 
 
認知行動療法をベースとした
アプローチであれば、
かなりの再現性で回復します。
 
私の現場でも、
そんな感じですね。
 
 
 
認知行動療法に、
独自の工夫も加えていますので、
3回くらいでメドがつく方も
時々いらっしゃいます。
 
もちろん例外はあります。
 
それは極端な思考の偏りを
伴っている場合。
 
 
 
その場合何回かかるか、
予測するのは難しい。
 
外的なストレスだけでなく、
自分に猛烈な負荷をかけるような、
心の習慣が慢性的にあるからです。
 
 
 
ストレス性のパニック障害であれば、
過呼吸に陥る悪循環を食い止める、
具体的な方法を身につけることで、
かなりの安心感を得られます。
 
その上で、
徐々に電車に乗る練習を重ねていけば、
距離を伸ばせるようになります。
 
 
 
最初は空いた時間帯の各駅停車。
 
慣れてきたら準急、急行と。
 
 
 
適切なペースを守り、
慣らしていくことで克服できます。
 
ただこういった道筋があることは、
意外と知られていないようです。
 
 
 
私のところに来たクライエントさんで、
メンタルクリニックに
何年も通っておられた方もいらっしゃいます。
 
ここでお伝えしたような説明は聞いたことがなく、
「初耳です」というケースも。
 
 
 
ストレス性のパニック障害であれば、
短期間でメドがつく道筋があること。
 
まずは自分の影響力の範囲で、
しっかり伝えていこうと思います。
 
 
 
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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