うつ病は甘えですか?

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。

うつ病は甘えですか?
と質問をされることがあります。

まずこの疑問を持っている事自体、
甘やかすというよりは、
自分に対する厳しさを感じます。

それはうつ病の
特徴なんですね。

仮にうつ病が甘えなら、
退路を断って頑張れば
一気に抜けられると思います。

実際多くの方は
そういったことをしがち。

すると最初は意外と
良かったりします。

例えばうつ病で休職し、
まだ十分回復していない段階で、
復職を強行したりするのです。

すると最初は気が張っているので、
意外と大丈夫だったりします。

しかし2週間、3週間と経つと、
段々気分の重苦しさが増し、
身体も重くなってきます。

仕事のストレスが、
ボディーブローのように
効きはじめます。

朝起きるのも、
とてもつらい状態。

やがて会社に行けなくなり、
再休職。

この時点で最初の休職時より
こじれていることも多々あります。

うつ病になると、
心のスタミナがほとんどありません。

少し休むと
気分が上がることはあります。

しかし続かないのです。

つまりうつを甘えと捉え、
辛いのに頑張ると、
一気にスタミナを失います。

その結果
こじれてしまうのです。

うつ病はは脳の状態が
明らかに普段と異なります。

気力が上がらない、
夜眠れない、集中できない、記憶力も下がる、
ひどく自分を責めてしまう等、
いろんな症状。

それは自分に甘いから起きるのではなくて、
コンディションの問題。

これは身体だと
わかりやすいですよね。

骨折や肉離れで身体が動かせない時、
これを甘えと捉える人は
ほとんどいません。

無理をしたら、
かえって悪化することも
わかります。

時々第一線のアスリートが、
焦りから無理に復帰し、
再び故障することがあります。

うつ病の場合、
コンディションが目に見えません。

そのため焦っているアスリートと
同じようなことをやってしまいがち。

それは克服には、
つながりません。

再発もしくは
さらなる悪化をもたらすだけです。

まずはコンディションを整えることを
最優先とすることをお勧めします。
 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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