「うつ」と認めたくありません

こんにちは、心理カウンセラーのたかむれです。
 
病院で診断されるされないは別にして、
人生のある時期にうつ状態、
あるいはうつ病になるのは珍しいことではありません。

特に仕事やプライベートで、
大きなストレスがかかった後は確率がグンと上がります。

なるべく予防できるにこしたことはないし、
もし調子が悪くなったとしたら、
回復につながる過ごし方をするのが大切です。

一番こじらせやすいのは、
調子の悪さを認めないとき。

根拠なく

「自分は大丈夫」

「何の問題もない」

「むしろ元気」

と思ったり、
言っているときです。

周りの人多くの人は、
「何か調子が悪そう」と思っている。

でも自分はそう思わない。

これは調子の悪さが、
かえって長引きます。

こういった心理状態は
けっこうありがち。

本人の中では、
どこかで感じてはいるけれど、
だからこそ認めたくない。

認めたら最後、
ダメになってしまう。

だから力を抜くことが
できない。

治療が必要な状態と
認めたくない。

うつと認めてしまったら、
自分は奈落の底に落ちてしまう。

落ちたら、
二度と浮上することはない。

だから、ここはふんばりどころ。

何としても頑張り、
今より落ちないように耐えるのみ。

そんな心理状態に
なりがちです。

自分が気分的に落ちるのを、
何より恐れているのです。

でも心理療法的には
気分が落ちた方が、
回復に近づきます。

この逆を
やってしまうのです。

頑張りすぎ、
自分に負荷をかけ続ける。

外的なストレスもうつ病の原因になりますが、
こういった内的なストレス要因も大きいです。

こういった頑張りグセ、
追い込みグセがあると、
うつ病リスクは高いまま。

一時的に回復したとしても、
ちょっとしたストレスで、
一気に調子を崩すリスクが残ります。

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もし今までに
こういった際どい状態を繰り返しておられるとしたら、
そろそろ体質改善の時期かもしれません。

それは自分の追い込みグセを
和らげること。

気分が落ちても、
そのままでいられること。

じっくり休むことを、
自分に許せるようになること。

ある意味今までの自分とは、
180度反対です。

しかしどこかで転換しないと、
うつ病リスクは高いままです。

長期的に安定したパフォーマンスを
保つのは難しいです。

しかもこの体質改善、
一人で進めるのはかなり困難。

特に追い詰めグセが
強い場合は。

何をやっても
追い詰めてしまいがちなので。

だから心の専門家であるカウンセラーと
二人三脚で取り組み、
自分を客観的に見つめ
認める必要があります。

今まで
十分頑張ってきたこと。

責めではなく
むしろ労いが必要なこと。

自分への許しが必要なこと。

「休む」ことは「自分へのご褒美」
と思えるようになること。

実際ゆっくり休むこと。

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こういった体質改善をはかるのが
お勧めです。

するとうつ病リスクは
グンと小さくなります。

ストレスに対しても
タフになり切り替えも上手になります。

今までより焦り、不安、
つかれが格段に少なくなります。

よりリラックスし、
楽に物事を行えるようになるのです。

以上、ご参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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